RXマイコン誕生10週年をRenesasからのメルマガで知る。まだ十年という見方ともう十年というそれがあるだろうが個人的には十年も経ってしまったのかとの想いが深い。十年前と言えば2010年でまだ定職があった頃(涙)で思えば能天気に好き勝手やっていられた頃でもあった。RX210,63Nチップを使ったエバボードとGR系ボード(sakura,citrus)を買って動かしたが自分で回路書いて設計した物では無い為か距離感を感じてしまうのはArduinoのようなICEやブートコードを観ないでボードを動かせるようになった影響が大きいのではと想像している。マイコンボードの意味的マザーボード化というかチップの中身を知らなくてもArduno等のフレームワークの被り物を通してユーザは捉えるからArduino言語(C/C++)で動かすボードに抽象化されマイコンチップのアーキテクチャは事実上隠蔽される。これはマイコンチップレベルでは画期的な事でも有った。景気づけに十周年記念を祝して秋月で売ってるRenesas純正RX65N評価ボードでも買ってみようかと脳内検討中。シングルチップマイコンの世界でもRISCチップ全盛の世の中でCISCマイコンでそれなりの市場を確保してきたRXを称えるべきなのだろうがRenesasの歴史は企業統合による各派閥のマイコンアーキテクチャ撲殺の歴史なので数知れずのアーキテクトの方々が「内ゲバ」で撲殺されてきたのだろう(相当根拠の無い妄想が混じってます)。血塗られたRenesasのアーキテクチャ史で最後のオリジナルアーキテクチャマイコンにならぬ事を一日本国民として願っております。パターソンのRISC/CISC論争は政治的で悪意しか感じないがRISC馬鹿の趨勢の中で頑なにCISCマイコンを自称しているRXの未来が明るければ良いのだが。