「不安を煽りたい人たち」という対話本を読了したので感想を書いてみる。
上記リンクはKindle本だが紙の本も出版されているがこの手の軽めの新書は有る意味読み捨てでもあるので電子書籍の方が使い勝手が良い電子書籍についての考え方は過去に書いたと思うので割愛して本書は国際法学者と経済評論家(本業は企業経営者らしい)の対話本で武漢肺炎支那コロナウイルスを始めに我々愚民に不安を煽りたい人達の活動の実態とその行動原理が記載されている。メディア様の愚弄さについては繰り返さないが本書の中心は広範部分の硬派国際法学者たる著者と解りやすい解説で定評の経済評論家(本業は企業経営者)が日本国憲法九条の解釈について不安を煽りたい人達つまりは憲法学者らの屈折した解釈(さながら神学者の如し)に対して国際法を基準とした平易で論理的な国際法に基づく法解釈を行いさえすれば各種矛盾や国民を不安にさせる「もやもや感」も解消されると主張している。大昔教養学部で憲法学の講義を受けたがその昔から(もっと前の高校生の政治経済から)持ち続けていた日本国憲法特に九条の矛盾というかもやもや感が本書が主張する国際法に基づく憲法解釈で解消されると感じ、これで夜はぐっすり眠れると得心した次第。残念な事は国際法について学ぶ機会は少なく不安を煽りたい人達にとって国際法による憲法解釈は自説に都合が悪い為か無視される傾向にある。こういう学者さんの勝手な解釈で意味が全く異なるという法学の世界を客観的事実に基づく科学と自然法則に基づく創作に慣れ親しんだ理系脳の私にはさっぱり理解出来ない。本書を読んでよくわかった事は日本の憲法学者とは戦前の憲法学解釈を戦後の憲法に無理矢理当てはめ自説に都合の良いように国際法すら無視しご自身の利権を末永く維持すべく日々活動に邁進されるさながら日本学術会議で任命されなかった類の方々の巣窟なのだろうなぁという事で自分達に都合の良いように解釈を捻じ曲げて時に社会情勢に応じて日和続けては自滅した共産主義の如く或いは現実世界との接点を重視しない神学者の如く社会的に無価値な存在ではなかろうかと覚めた見方をしてしまう。それにしても日本の憲法学者さんは頭は良い筈なのに一度も改定されないマスクROM法を教典の如く唱え続ければ給料貰えるお気楽な職業で改定されないのだからAIに法学者の代行をしてもらった法が良いのではというのは無知な理系おバカの遠吠えか。