Renesas StarterKit for RX610

 死蔵してたRX610の評価ボード(E1エミュレータ付)を墓場から発掘して動かしてみた。Digi-Keyのラベルによると17-Aug-2010だから2010年8月に注文した物らしい。E1エミュレータはねずみ色の初期バージョンで今の白では無く自己診断コネクタ付きの贅沢バージョンである。このエミュレータは企業風土を反映して旧NEC系のCS+と旧日立系のIDEで動作するが今回はCS+でやってみる。11年前の評価ボード+エミュレータでも最新のIDEでエミュレータファームウェア含めてサポートされてるのは流石Renesasと褒めておこう。動かすといってもCS+のおまけサンプルコードをビルド・ダウンロード・実行しただけなので単なるジジイのノスタルジー以外の何物でも無い暇つぶしの一環。

f:id:aki_iic:20210111134622p:plain

RX610 Sample

 書いてて恥ずかしいが現役の頃を思い出してノスタルジーに浸るには手頃な代物ではある。昔の組み込み系IDE(今でも?)は大体こんな感じの画面でCと逆アセンブル混在画面にしたのはRX610のコードとコンパイラの出力を見たかったからで普通の開発にはこんな画面を選ぶ人は困った場合か変な人(コード生成が気になる系の人)ぐらいだろう(多分)。SHマイコンが事実上ディスコンとなりRH850なんて一般人では入手出来ずGR系は低レベル操作とレジスタレベルのデバッグが出来ず古典的マイコン系の暇人には昔ながらの簡易(にしては本格的な)オンチップエミュレータが今でも現場では現役なのだろう(か)。Arduino互換機登場以降こんな面倒臭い低レベルからの作り込みをする暇人は激減しその分開発速度は向上した反面低レベルの事が解らない(スタートアップコードも書けない)人がいるのも時代の流れなのだろう。時間の無い現場ではBSPにユーザコードを組み込んで開発・テスト・リリースしないと間に合わない現実があるだろうし。まあそんな事とは無縁の暇人おじさんは久しぶりに国産マイコンエバボードとエミュレータ+IDEに触ってノスタルジーに浸ったお話。明日から仕事だから物の世界から紙と文献のデスクワークな現実に戻る迄のつかの間の気分転換であった。