道楽で8年前頃に流行したと思しきAD9850DDSの支那製モジュールを去年と今年購入(最近購入したのはAD9851のモジュール)を公開されてるarduinoで制御してAD9850DDSを動かす遊びをしている(背景は色々あるのだが省略)。AD9850で30Mhz程度、AD9851で無理すれば70Mhz程度(メーカは30Mhz保証)の波形が出力されるがAD9850で125Mhz、AD9851で30x6=180MhzだからこれをDDSでテーブルルックアップ(原理間違っているかも)すると70Mhzでは正弦波になる筈もなく良くて三角波のようなものが出るのが精一杯な現実がある。これは素子仕様上当然で受信機(ラジオ)の局部発信機に使うのではればHF帯で下側ヘテロダインで7〜10Mhz程度のハイフレだと30Mhz-(7〜10Mhz)=23〜20MhzとなりAD9850DDSでもLPFを挿入したとして実用になるのではと考えている(無線通信素人なので違うかもしれない)。
測定器はAnalog Discovery2(100Msps)で10MhzのDDS出力は10nsサンプルで10サンプル故まあまあ正弦波っぽく取れているが30Mhzとなると
何やら怪しげな波形になってしまうのはAD2の帯域の為かAD9850DDSの性能か判断つき付きづらくなる(当方DDS初体験故)が計測器の性能不足は否めないのだろう。使用したAD9850DDSモジュールとarduino Nano支那互換モジュールはいづれも支那製のそれをAmazonで調達しよく見られる方法でブレッドボードに盛りつけた↓
中身が分からなくても高周波アナログ回路設計技術が無くてもモジュールをブレッドボードに盛り付ける(高周波回路用として最も不適切なブレッドボードにだ)だけで動作してしまうのは有り難い限りではあるが話を戻して30Mhz以上のアナログ波形をまともに見たくなって昨今のDSOの超低価格品(個人用、工場試験機器用)を調べてみた(というかWeb広告をクリックしてみた)らあのテクトロニクスの超低価格DSOが5万円台(但し帯域は50Mhz、1Gsps)なるものがAmazonでも購入可能らしい↓
50Mhz帯域とはいえあのテクトロDSOが5万円台とはオジサンの心が揺り動かされている。そういえば今月から給料上がったようだし(去年の6月入社でまだ1年経ってないのに有り難い話ではある)何かの祝いと称して買ってみる誘惑に逆らえないかもしれないがここは「飽きる」という最強メソッドであるかどうかも解らぬ自制心で対抗するべきなのだろう(か)。こんな道楽に気が向けられるようになれた今を素直に喜びたいものである。
AD9850/9851DDSは8年以上前の技術のようだが知らなかったオジサンとしては技術の進歩を痛感し大変に有り難い事柄ではある(arduinoで制御可能なライブラリが公開されている点も含めて)。