過日日経XTechなる日経BPのポータル情報が日経コンピュータ芸人木村くんを筆頭とする朝日新聞化で駄目駄目になっていると所感を記した。とはいえリハビリと言う名の情報収集を楽に行う為には複数の情報源確保も必要故二年振りに有料レジストした。雑誌や日経新聞と抱き合わせ購入だと割引されるようだが日経は無料版で充分(日経の記事程度なら月10件全体読めれば充分)だし雑誌は日経エレクトロニクスと不経済だが日経ロボティクスで充分で間違っても日経コンピュータとかいうゴミ雑誌を取る気は更々無いから産経より安い程度の購読料でレジストした。有料版で制限が無くなったので徘徊して解ってきたことは:
1.ベテランの記者(木村くんのような例外もあるが)の記者以外は社内記者の記事の大半は素人か偏向か無知かおバカが誠に残念ながら多い傾向が見られる(特にIT、電気電子)自動車、建築も内容のばらつきが大きいがゴミ記事は社内執筆者(特にXTechのみの署名の編集者)が多いようである。これは邪推するに記者の質の維持に失敗している可能性が高そう。一時期担当分野出身のエンジニアを中途採用してた時期があってその出身の執筆者は(当然ながら)質の高い記事を書かれていた。無論経験を積んで苦労して自力で取材を重ねてスキルアップしたプロパー編集者も良い記事を書かれる方も僅かながら残っているようである。技術分野も流行り廃れはあるからコモディティ化が進んだ分野で市場性が縮小した分野(パソコン系など)は整理廃刊されるしIT(笑)や国際競争に敗れて衰退してる分野は記事の質も量も落ち雑誌も哀れなくらい薄い(=広告収入も減少しコンテンツの質も量も低下した「雑誌」。)媒体に成り下がっている。個人的には他のメディア様と同様に(特に朝日新聞)自力で取材もせず(出来ず)若手の記者は専門分野の知見を掘り下げる・学ぶ機会も得られず先輩の指導もイマイチ(或いは指導する力量が無い)な「駄目の再生産」が行われたのではとか民間企業でもよく見られる構図を妄想してみる。
2.まともな記事は執筆者が社外(アウトソース)が多い。これは1.とも関係するが社内記者のスキル・数を確保出来ない→外注に頼る→社内スキルが下がり続ける→元々出版業は凋落産業で更に出版量が減る勢い予算も減る→(以後縮小ループ)ではないかと邪推している。競合の発生で殿様商売も出来なくなってるし雑誌が売れないからその人材を技術情報ポータルに投入するライバルとの競争もある。なので手っ取り早く戦力維持する為に外注依存はやむ無しなのだろう。これも民間企業でよく見られる構図である。
3.なんちゃらActiveとかいう名前の「提灯広告偽装」が救い様が無いくらいゴミ情報(広告)を垂れ流している。明らかに専門分野の知識が疑わしい(或いは元々不要な「どうでも良い分野な記事」)輩が書いたインチキ広告記事も少なくない。
纏めると
・執筆者の質・量の低下
・外注依存
・これらと広告収入確保のトレードオフとしての質の低下
がダメTechの実態なのではと推測するに至る。なのでゴミ/嘘記事に騙されないように一読者としては
・ゴミ記事・偏った記事を嗅ぎ分ける(情報リテラシの確保)。
・他の情報源の確保
が自衛手段として必要であろう。かような理由で会社のブラウザにAdblockを導入して有害情報(例えば芸人木村くんのポエム)はブロックしている。はっきり言って技術情報ポータルに気持ち悪いオッサン・オバサンのナルシー画像なぞそれだけで有害コンテンツに十二分に値する。ご本人と編集者は意識高い系のおつもりかもしれないがただでさえ薄いポータルの内容に加えて有害コンテンツ(例えば芸人木村くんのポエム)まで掲載されるのでは金払う気が失せるのでブロックさせてもらっている。木村くん、悪いな。私の主観世界には君の居場所は存在しないのだよ。