暑い暑い中続き。梅雨も空けない内から最高気温34℃の日が続くとはこれ如何に。異常気象がどうちゃらとか環境が〜とかおっしゃってるメディア様や意識高い系(でも理科知識はあやしい官能系な活動家さんたち含む)の方々はエネルギー政策に即効性の高い原子力発電所施設の再稼働に何故に消極的(その多くは反対)なのか全く理解に苦しむ。不幸にも偶発性の停電(電力会社は予測可能な事態には監督省庁の協力を得つつ最大限以上(今でも最大限を超えつつあるのにメディア様は・・・(以下略))の努力を重ねているのに理系である必要は無い(鳩山由紀夫やカンチョクトの如き民主党政権の馬鹿・狂人を思い起こすので)から小池百合子の如き情念女でない実務家を知事レベルに据えるべきなのではと思う次第。その意味では官僚出身者の天下りでも構わないがマクロ経済学の知識ぐらいは備えていないと(備えていても)財務省の木っ端役人さんに顎で使われるのでしょうねぇ(予算を人質にして)。
暗黒卿によると財務省の奴隷のきっしー(まあ生物学的に財務省ファミリーだし本人だけの問題ではないのかもしれないが。そしてなるべくして成ったとも言えるのだろうが)は安倍・菅政権時代に冷や飯を食わされつづけた腹いせもあってか相当にエグい反動制裁人事を行使しているそうだがまあこれも政治なのだろう。それにしてもたかが会計部門の分際でありながら財務省って身の程知らずの国家感亡きマクロ経済学も解らない財務次官様を抱えるおバカ官僚組織なんだねぇ(OBの暗黒卿が暴露してるのだからそういう側面も少なからずあるのだろう)。ウクライナ情勢含めたエネルギー問題にしても経産省はもっと積極的に行動しても(先の原子力発電所再稼働然り)しても良さそうに思えるのだがこれも財務省の意向が・・・とか陰謀論に走ってしまいそう。。。
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(前回からの続き)
8.サッポロシティスタンダート
大昔のマイコンボードなりパソコン(PCという言葉が一般化したのはIBM PC(元祖)登場以降)の補助記憶装置はフロッピーが登場する迄はASR33等のテレタイプの紙テープパンチャ/リーダが使える企業や大学の研究室以外ではカセットテープに記憶・再生するのが当時は一般的だった(まあブルジョワさんはApple][のDISK][やYD174、YD274といった国産や舶来のフロッピーディスク(当時は8インチや5インチ)を使える金持ちもいた様だがそれは例外的状況(私の視点では)でまあ貧乏人はオーディオカセットテープを補助記憶として利用してた訳です。確かPC8001は600bpsか1200bps程度で他社も同程度の転送速度だったと記憶している(まあ、CPUがZ80やMC6800等の8ビットCPUのご時世だったので)。そういった中でトラ技に個性的にな文体を書かれる北海道の大学系の著者の方がカンサスシティスタンダートの上位互換を謳ったサッポロシティスタンダートなるオーディオカセットインターフェースを提唱し記事として連載された。これは300bpsのカンサスに対して当時としては画期的だった3200bpsという高速で高度なアナログモデム技術を使用しないほぼディジタル回路で構成されたカセットインタフェースで当時は流行し110ボーのトーンバーストだったのでそれに飛びついた。構成は74LSシリーズ10個程度で難しい箇所や微妙な調整を要する回路も無かったので前述のTinyBasicもサッポロ方式でセーブ・ロードしていた(後にROM化)したと記憶している。
後々MC6809でセルフアセンブラ(これもROM化して利用)でアセンブラソースもサッポロ方式でセーブ・ロードしてセルフアンブルしていたものである。
9.MC6809
そうした中で世間ではMC6800の改良型(にしては大規模な)のMC6809MPUがMotorolaから発表された。当時はASCII、I/O、(RAM誌は衰退していつの間にか廃刊)、マイコンといった雑誌でMC6809を搭載したパソコンが発表されチップも亜土電子や若松から入手可能な状態となっていた。ご承知の通りMC6809はMC6800のバスと上位互換を持っているからEクロックを∮2と読み替えてQクロックを積極的に活用している場面は少なかったのでMC6802CPUボードの設計をベースにしてハードウェア的にはピン配列含めてMC6809に置き換える事は当時学生だった自分でも容易でMC6802CPUボード似のHD6809MPUを用いたCPUボードを亜土電子のNo.807にて配線でハンダ付けして6802そっくりな6809ボードを製作した。
私が亜土電子から通販で購入した6809は当時セカンドソース(後に6309や6301、H16問題でMotorolaとは破談・決裂)だった日立製作所製のHD6809が送っれてきたのでそれを使っていた。この頃は日本の半導体業界は4116DRAMといったメモリ分野が特に強く我が国の半導体業界は非常に活力のあった時代でもあった(遠い目)。構成は:
・MC6809 HD6809P 1Mhzクロック、4MhzのXtalからCPU内蔵発振器でE,Qクロックを生成。確かQクロックはMC6800との互換性維持の為に全く使わなかった記憶が。。。
・RAM 2114x2 1KB、マップもMC6802ボードと同じ。つまりCPUボードを6802→6809に置き換えるスタイルで当時の自作マイコンでは良くみられたスタイル
・EPROM 2716x1、2732x3 これも6802ボードと同じ構成で6800のコードが6809のコードになったイメージ
・グルーロジック 74LSで構成しマップも同じだったのでほぼ同じ回路構成
纏めると
・MC(HD)6809P MPU(CPU)
・RAM 2114x2 1KB
・EPROM 2716x1、2732x3
とまあ極めて安直(堅実とも)にMC6809ボードを製作したのであった。当時はインタフェース誌(黒い表紙の排他的印象の強い専門者向け雑誌の印象が強かった。いまのそれとは隔絶の感あり)に6809の特集が組まれて6809セルフアセンブラのダンプリストも公開され(同チップの特徴である位置独立でプログラムされてたのでどこに配置しても動作した)それを組み込んで6809ではセルフアセンブルが可能となったのは大きな進歩(ミニコン風なラインエディタも内蔵されてる6KB程度のコンパクトなセルフアセンブラで大変お世話になった)で確か不完全ながらTinyBasicも6809用にポーティングした記憶がある。6809の命令セットは基本的には6800のソース上位互換(バイナリ互換は無い)で例えば
INX → LEAX +1,X
といった感じで変換できた(クロスアセンブラではマクロで自動置換:FLEX9のASMなど:という便利機能もあった)ので機械語ベースだった(6800の機械語はほぼ暗記してたのは手入力DMAで二進法で機械語を入力してたのが大きい)当時の開発環境では便利なものであった。6809ボードが動作するようになるとモニタプログラムから徐々に環境を整えてセルフアセンブラが使えるようになると徐々に6809を主用するようになったが当時は6800用のソフトも存在していたので適時CPUボードを交換して活用していた(今でもどこかに死蔵されてる筈・・・)。
社会人になってからも暇な時にマイコンボード製作趣味は続けるのだがそれは機会と気分が乗ればまたいつか書いてみたいと思います。