aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

読む側の問題

  日経XTechに我が国の半導体産業の興亡について経緯を時系列に比較的客観的に整理したと思しき記事が掲載されている↓

xtech.nikkei.com

  主観だがこの記事は過去に見られた著者の主観(思いというかこだわりというかポジションというか後知恵の評論家というか:)でエビデンスに基づいた分析とは言い難い(当事者による自己分析とはそんなもんだが)物が多かったのに対し(日経さんも敗戦がどうちゃとか戦争がこうちゃらとか随分煽り口調の本を出されてましたなぁ:まあ、売れるからねぇ:)この記事は私の主観では比較的時系列でエビデンスに基づく分析をされている方だと考えている。ポイントを引用するに(以下引用):

  まあ、こういう分析もあるのかなぁという印象。品質重視でのおごりとNAND戦略の東芝という発明者の失敗は過去の分析とも共通するが個人的に新鮮だったのは(当業者では既定事項なのだろうけれど)クンクンランドが対日戦略としてサムソンを支援に着眼する。記事執筆者によるとこのクンクンランドの政治的動き(日本半導体産業潰し)が支那の脅威という外的要因により転換された事で我が国半導体産業復活の契機になり得るのでは?との観測のようである。

 わずか200年の時間軸とは言え、黒船に弱い?我が国の近現代史(まあ、初めて負けた戦争当事国でもあるし:)を振り返るにこの仮説が正鵠を射ているのであれば昨今のデカップリングと権威主義国家との冷戦構造への回帰で支那の脅威に対抗する為の駒(或いは同盟国:)としての我が国の半導体産業がShow the flagが出来ない蝙蝠国家(どこでしょうね:)との違いを見せているのかもしれない(まあ、所詮駒なのだろうけれど:)。TSMCリスクヘッジの為の日本、米国、欧州(計画)への工場展開を鑑みると半導体産業の戦後復興が出来るといいですねぇというありふれた(だが深刻な)印象を持っている。

 ところで上記記事を書いた人は過去に私が酷評した人でありまして:

aki-iic.hatenablog.com

 一記者の一記事の言葉尻に過剰反応してしまったのかもしれないと反省している。この記者さんはCOCOMをご存知かは知らぬが少なくとも日経コンピュータ芸人木村くんの如き壊れたレコードの如く抽象的・主観的な馬鹿の一つ覚えの朝日新聞風批判ポエムしか書けない無能者(断言してしまおう、何度目かな?:)とは異なると認識を改めます。