aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

一般向科学誌

 リアル本屋では科学雑誌のようなものがあまり見かけなくなった様で、元々雑誌の編集者で且つ科学雑誌を発行する出版社自体が少ない上に一時期流行った科学ブームも科学技術や知性を否定(とは言わないが)する理念命の文系活動家(としか表現のしようが無い)人達の為に自滅してしまったように見える(by 私の狭い狭い視野では:)。

 

 かとおもったらあの角川書店とその配下のアスキー(経営不振とは聞いていたがまあ、20世紀末のブームネタでは生き残れ無かった様で:)がその雑誌出版能力を活かしてよくある翻訳雑誌+サブスク商売をやっているらしい:

www.technologyreview.jp

 個人的には昭和の科学技術ブームのネット版の印象がなきにしもあらず(昭和の人間故:)だが、雑誌刊行社のノウハウが生きているのかいないのか、レイアウト等に意識高い系的な要素を感じなくも無いがネットの情報をタダで拾い読みするだけでは得てして情報が過度に偏る可能性もあろうし(わざとらしい:)、1年分サブスクしてみた。対象分野は今時点で興味がある分野にほぼ一致しているし、所謂一般向け科学雑誌のサブスク版みたいな印象。MITという接頭語がついているから難しいとか専門性が高いとか信用出来るとかいう担保は期待しない方が良いのだろう(何せASCIIとKADOKAWA故:)。その中で例のGoogleを退社されたAI研究者さんのレビュー記事:

www.technologyreview.jp

 紙面構成といい、内容といい、意識高い系の雑誌編集者の残党がこの辺の一般雑誌(と今は評価している。少なくとも日経ロボの如き専門性も技術情報も知見も見当たらない、大衆向け雑誌に分類:)。煽りタイトルがお上手なのはこの手の業界人の城跡でそれに騙されて?サブスクするカモがここにも一人(私です:)。

 とはいえこの手の翻訳雑誌が長続きするのは珍しく、サブスクでも創刊廃刊は繰り返され(無料だが雑多で誤報も含まれるネットの活力に一出版社如きでは対抗出来ず)るのだろう。まあ、リアル本屋で一般向科学雑誌の代用品的な意味で。

 

 それと関連するかは微妙だがGoogleのChatBotであるBard試用続き。

bard.google.com

 googleのアカウント持っていれば、認証メールに対応すれば即試用出来る様で(令和五年皐月十三日現在)二番煎じだけあってChatGPTのUIや欠点はそれなりに改善はされているようにも見えるがそもそもGoogleのサービスを常用している立場(逆にOpenAIやMSのサービスは全く試用していない立場でもある)なのでバイアスがかなり掛かっているのはご容赦頂きたい。

Bard試行版 20230513

 正解を回答してくれている(質問が易しい為かもしれないが)し、医薬品ではないとまでは言ってないがカシスに含まれるアントシアニン緑内障の進行を抑制する可能性があると回答しており、これは専門医が一般向けに出版した書籍の情報とも一致するのでまあ、正しい回答と言えるのだろう(手持ちの情報で確認した範囲)。

 はたして試行が数ヶ月後に解除されるのか、それとも丸ごと消失して新たな(問題を解消した)サービスが提供されるのかは今後の動向とGoogleさんの気分次第。。。