aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

ニューラルリンク

 イーロン・マスクさんの記事が続くが(偶然です:)今度は脳に外科手術でチップを埋め込んで事故で体が動かなくなった被験者の治験の経過:

www.cnn.co.jp

 メディア様らしいというか全く新しい処方で且つFDAが承認している(=安全性と効果が担保されている)治療法を不具合の一言でさも欠陥があるかの如く印象操作をするのは如何なものかと。短い記事だが本文引用すると:

ニューヨーク(CNN) 米起業家イーロン・マスク氏の新興企業ニューラリンクは、被検者の脳にチップを埋め込む初の臨床試験に関連して、1月に埋め込んだチップに不具合が生じたことを明らかにした。

同社のブログによると、チップに付いた多数の接続スレッド(糸)が、被験者のノーランド・アーボー氏の脳から外れ、埋め込み装置のデータ転送速度や効果に影響が出た。スレッドが外れた経緯など詳細は明らかにしていない。ただ、埋め込み装置の感度を高めて性能を向上させることができたとしている。

アーボー氏は2016年のダイビング事故で四肢がまひした患者で、今年1月に臨床試験の一環として脳にチップを埋め込む手術を受けた。

今回の臨床試験の目的は、埋め込み装置と手術ロボットの安全性を検証し、装置の機能をテストすることにあった。

チップは脳の動く意思を司る部分に埋め込まれ、脳の信号を記録してアプリに送信。思考だけでコンピューターのカーソルやキーボードを操作できるようにすることを目指している。

マスク氏は、アーボー氏がチップの埋め込み手術から約1カ月で、脳でコンピューターのマウスを操作できるようになったと伝えていた。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ニューラリンクの臨床試験米食品医薬品局(FDA)の承認を受けており、今回の問題についてもFDAに報告しているという。

 この記事のとおりであるならば、

マイクロエレクトロニクスとICTによる医療技術の進歩

 と報道すべきなのでは、という気がしないでもない。無論、人命に関わる医療行為で不具合(今回は接続スレッドと称する人体とのインタフェースをするセンサか?)は発生したが感度を高めて(センスアンプのADCのAG/DGなりトータルゲインなり係数を更新して救済したのだろうか?ど素人の根拠なき憶測に過ぎません)対応したのだから、不具合というネガティブなタイトルを筆頭にするメディア様のセンセーショナリズム(誤解か言い過ぎでしょうか?)には閉口するのだが(個人の印象ですよ:)。

 何度か申している様でアレだがこのお方、やはり常人とは異なる知見と行動力とそれを実現させる能力をお持ちの様である。折角同様な意図でコンタクトレンズ型の治療機器?を開発していたのに断念(糖尿病の情報取得でしたっけ?間違えているかもしれない)或いは中断しているGoogleとは突破力というか問題解決力(特に経営者視点での、最も必要とされる才覚)に天賦の何かを感じない訳にはいかない(褒めすぎですか?信者的な:)。

 無論マスクさんも生身の人間なのでナイーブだったりエキセントリックだったり気に入らない社員は即刻首にする(これは経営者の権限:)等、古き日本人が望む例えば松下幸之助の如き経営者像とは異なるかもしれないが、移民の国で成功したイノベータであるには違い無いのだろう。

 やっぱ信者ですかね>わたし。