情報がどこまで正しいか(あるいはそうでないか)にもよるがAppleとOpenAIとの力関係が判る(かもしれない)様な記事。ブルームバーグより(だが、取材元不明である点に留意、情報操作の可能性もあるかもしれないし):
ブルームバーグの記事を書いた人はIT詐欺師業界の習慣をご存知ないのか恣意的報道を目的としているのか(多分後者)記者さんの頭の中では:
OpenAI >> Apple
とお考えなのだろう(多分)。しかしながらOpenAIのビジネスモデルが(というかソフト業界のビジネスモデル)ロイヤリティ収入である事は自明でOpenAIが自分で販売し収益を得るには顧客との契約を結ぶ必要があり、その為にはOpenAIの半完成品(UIを持たない、部品という意味で)はそれを単独では実現出来ない(ですよね)。
なので業界の習慣としては移植して欲しい側と移植させて欲しい側のポジションの違いで開発費負担が決まるのが常識と思っている。だから記者さんは(立場の弱い)AppleがOpenAIに当然開発費を支払うと思い込んだようだが、ひょっとしたら現実は異なっているのかもしれない。
ここで思い起こしたいのはOfficeにOpenAIの製品(製品、ですぞ)を組み込んだMS製品ではMSがOpenAIに開発費を支払うべきというロジックに記者さんの見立てではなる筈だが、私の目と耳が悪い為か)そういった情報を知らない(きっと勘違いなのだろう、多分ね:)。
Appleは別段LLMに格別の執着を感じている様でもなく(AIチップ開発には格別な執着を感じており、着々と開発が進み、製品化しているのは事実)Googleのgeminiも取り込みたいとのリーク(無論、競争原理を働かせる為の交渉術なのでは?)をして双方を煽っていたのかもしれない:
この辺は物理的なプラットフォームを有するMS、Apple、そしてGoogle(元締めとしての)ならではでMSはOpenAIとの癒着(偏見です:)、Googleは自前のLLMを有しているが、Appleは即製品投入可能なLLMソフトウェアはまだ出せない様なのでそれをOpenAIでもGoogleでも或いは他のLLMベンダから調達なりサービスに追加してもそれはそれで構わないのだろう(費用が掛からないのであれば)。
それに近い状況の筈のAmazonで(具体的にはAlexaで)なかなか製品化に至らない(至れない)のは前者らとの財力か技術力か交渉力かベソスさんのプライドなのか知らぬが状況は日々厳しくなっているのも現実で、いい加減LLM対応で使えるAlexaを提供しないとおしゃべりおバカ玩具をユーザは見捨ててしまうかもしれない(私含む)。。。