ブルームバーグの記事。なので正確さに欠ける点もあるだろうが、例のCHIPS法に最新プロセスではない従来型半導体(というかディスクリート系・アナログ・高周波半導体だろうか?)も対象であるらしい。その恩恵を受けるのがTI、と。
TIと防衛産業(軍事産業と言い換えても良いが色眼鏡で見ないでね、といっても脳内そっち系の方には無理か、技術に色は無いのに・・・)は創世記の半導体メーカはほぼ例外無く(例えばフェアチャイルド、今のではなく創業時のショックレー時代のね)官需(率直に言えば軍需)で成り立っていたし、それは今でも変わらずそれの歴史を今も引き継いているのがTIなのではないか。
TIもミサイル等の軍事部門はレイセオン等に売却したが、上記のレガシー半導体(解りやすい例を挙げるならば74シリーズ、だろうか)を地道に市場に供給し続けている。
intelやAMDや他のメーカは勝手にメーカ都合でEOLしてユーザ(特に産業・組み込み分野)を苦しめ、ストック・代替品探しなる怪しげ(失礼)な中間商売人なる市場が湧き出る中、TIだけは地道に然程EOLもせず、市場への責任(まあ、政府系・安全保障系だからEOL難しいのかもしれないけれど)を果たすのは、景気変動に素直に応じて部門売却や旧プロセスを売却(まあ、台湾ならまだしも、支那に売却されたプロセスも多々あるのだろう、企業の自由ではあるが)する我が国とは安全保障の重みが異なるらしい(すみません、嫌らしい言い方で:)。
そういう訳で私、今でもTIは好きです(ああ、個人の印象ね:)。