Quick Money Worldとかいう個人投資サイトの記事より(個人投資とは特段関係ありません:)。NVidiaの革ジャンおじさんの量子コンピュータの予測が量子アニーリング型に関しては完全に間違いとのD-Wave社からのコメント:
量子アニーリングは最適化問題等の用途限定型であり、汎用量子コンピュータの実用化には十年レベルの期間を要するだろうという革ジャンおじさんの見解は間違いではないとも言及。
技術の進歩があるにせよ基本的には超伝導技術を基盤とするからエラー訂正なり有効ビット数確保なりの基盤技術は茨の道であり、それに対して数十年の歴史あるシリコンベースの多重並列型ノイマンマシン(用語が不適切かもしれません)の方が手の中の一羽は林の中の二羽に勝るというのが革ジャンおじさんの主張と捉えるならば、それはそれで正しい。
とはいえ超電導技術はJRのリニア新幹線で実用化されている技術だし、IBMを始めとして先端技術開発が進んでいるから先端(まあ、軍事でしょうか、あと金融もか)分野では段階的に実用化が進むのでしょうけど・・・現時点での革ジャンおじさんの主張は概ね正しい、と観るのが一般論なのでしょう。
とはいえ革ジャンの春が長く続くかといえば・・・それは別問題であって、個人投資家の対象になるかもまた、個々人によるのでしょう・・・
全然関係無いけどアニーリングという言葉を知ったのはXilinxのLCA(当時、今のFPGAですね)のAPRという自動配置配線ツールの機能説明でそういうアルゴリズムで自動配線をやってるんだ〜と知ったのが最初だった気がする。
APR(Automated Place & Route)はもろCPU性能に依存するから当時(1990年代)はPC/WSのCPU性能は高ければ高い程良く、XC3090/3190クラスでAPRに数時間(特に非同期回路が多く配線リソースが多めな場合)以上掛かって大変だった記憶がある(486DX33の時代:)。
LCAは自由度があるので回路図エントリで非同期回路も可能だし、PLDの如き強制的な同期回路を求められる事も無かったが・・・トレードオフも有る訳で:)