aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

営利化計画断念

 ブルームバーグの記事より。

 一度追い出されたCEOさん(失笑)が己の野望を果たしたいのであれば、まづは宿敵を懐柔するなり排除するなりするか、己の野望を満たす企業を創業するかではないでしょうか?

 それともそれだけの人望が無い事(権力も立派な人望ですぞ)を証明した事になるのでしょうか。

 権力闘争ヨワヨワなCEO(失笑)

www.bloomberg.co.jp

人工知能(AI)スタートアップ、米オープンAIは5日、営利企業に経営主体を移す計画を断念する方針を明らかにした。営利化計画には共同設立者のイーロン・マスク氏に加え、元従業員や有識者、ライバル企業などからの反発が強まっていた。

  オープンAIは営利部門を「公益目的会社(PBC)」に再編する取り組みを続けるとしながらも、全体としては非営利組織の支配下にとどまると説明。事実上、現行の組織構造を維持するという大きな方針転換となる。

  ブレット・テイラー会長は発表文で、「われわれは市民リーダーらの意見に耳を傾け、デラウェア州カリフォルニア州の司法長官オフィスとも建設的な対話を行った結果、非営利組織によるオープンAIの支配を継続する決定を下した」と表明。デラウェア、カリフォルニア両州は今回の組織再編を審査していた。

  オープンAIは人類全体に貢献するAIの構築を使命とする非営利団体として10年前に設立された。その4年後、AI開発にかかる膨大な費用を賄うため、営利子会社を設けていた。オープンAIは昨年12月、非営利部門が株式を保有しつつ支配権からは手を引く形で、PBCへの転換計画を検討しているとしていた。

引用おわり。

 人類全体に貢献するAIの構築を使命とするならばマネタイズは別会社で行うべきとの批判は当然に思えるのだが。

 社内政治を掌握出来ない時点でこの出戻りCEOさんの限界が(研究者・技術者としてではなく、企業経営者としての:ここ重要でしょう:)。

 

20250506 19:17追記:ブルームバーグの記事より。非営利起業でもM&Aは出来るらしい。

www.bloomberg.co.jp

人工知能(AI)スタートアップ、米オープンAIはAIを活用したコーディング支援ツールを手掛けるウインドサーフを約30億ドル(約4300億円)で買収することで合意した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。オープンAIにとってはこれまでで最大級の買収となる。

  非公開情報だとして匿名を条件に話した関係者によると、合意には至ったものの、取引はまだ完了していない。オープンAIとウインドサーフはコメントを控えた。

関連記事:オープンAI、営利化計画断念-非営利団体の支配継続へ

  今回の買収により、オープンAIは自然言語によるプロンプトからコードを作成するなどのタスクを実行できるAIコーディングアシスタント市場での競争力を強化できる見込み。ブルームバーグ・ニュースはオープンAIがウインドサーフの買収に向けて協議していると報じていた。

引用おわり。

 非営利の制約の中でポートフォリオ充実を図るのは当然か。内ゲバ(偏見です)は続く・・・