aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

物理ボタン

 Wiredの記事より。

 欧州法規制の改定により車でも物理ボタン回帰が推奨されているというもの。

wired.jp

運転中に必要な操作機能をタッチスクリーンの奥深くに配置している自動車メーカーは、ドライバーの視線を前方ではなく、下へ向けさせてしまう。こうした設計は、来年以降、米国外での安全性能評価に影響を及ぼす可能性がある。

来年1月から、欧州の自動車衝突試験機関であるEuro NCAP(新車アセスメントプログラム)は、最高評価を得るための条件として、物理的で使いやすく、触覚的な操作系の搭載を自動車メーカーに奨励する方針だ。「メーカー各社には警告を発しています」と、Euro NCAPの戦略開発ディレクターであるマシュー・エイヴリーは『WIRED』に語る。「ボタンを復活させる必要があります」

 

Euro NCAPの新しいガイドラインは、走行中のドライバーが、スワイプやタップ、トグル操作を強いられるべきではないとしている。そして、ワイパーやウインカー、ハザードランプなど、基本的な操作は、デジタルではなくアナログ手段で行なえるべきだという。

引用おわり。

 言葉の定義を確認すると(結構、曖昧なので)、

・デジタル ・・・ タッチパネルと画面による操作

・アナログ ・・・ 物理スイッチによるフィードバック

 のように読める(間違ってませんかね?)。つまりフィードバックの有無であってADCとかアナログ回路という意味では全くありません(念の為)。

 車業界に限らず人が操作し、それが人命等の重大な事態に成りうる装置(車両なり交通機関なり航空機なり建設機械なり発電所なり原子力プラントなり核兵器発射装置なり・・・)では人間工学が最優先されるものかと個人的には思っておりましたがコンシューマ向けではそうでも無いらしい。

 人命が関わる装置に於いてそれを無視した技術思想が罷り通る業界がもし存在するとしたならば(自称)アーリーアダプタなるモルモットさん(或いは不幸にもそういう操作系の車両を買ってしまった富裕層の年配者:どこぞの車の操作系の事を申しているのではありません:)が血の犠牲を払う可能性があり得るのかもしれない。

 車屋さんも先刻承知で入念な社内評価を重ねた上での方式選択だから外野のど素人がとやかく申す事ではございませんがUIのある限界を超えると破綻(或いは劣化)する例は身近な商品(例えばスマホなりPCなり)でもまま有り得る事なのかもしれない。

 またまた意地の悪い例かもしれないがスマホで改札通る方って観察してると案外端末設定に遅れて改札でリジェクトされる方が居たり、コンビニでQR決済する場合も見かける事があるのも昔のガラケーの如く物理ボタン1つでそのサービスが起動される物との技術思想の違いが感じっれると言えなくもない(これは個人の印象です)。

 個人的には同じ機能・動作をする装置で何でわざわざUIのマナーを変える(メーカ系列のみならず場合によっては車種毎に)という技術思想って何なの(拒否の婉曲表現)と思ったりもする。

 これはPCやスマホのUIも然りでなのでOSの機能は大差ない(無論、MS製品の事を示唆しています:)のにUIを非互換なそれもデジタル(まあタッチパネルの最悪の操作体系)にする会社の製品なんて黙って(汚泥を見るかの如く)ゴミ箱行きでありましょう(ああこれも私見ね)。

 同じ機能で非互換な画面考える暇があったらVISTAで反故にしてたWinFS等のファイルシステムや信頼性向上等いくらでも残項目があるのにそういう抜本的な改革(IT詐欺師がよく使うが・・・空疎な言い訳の意味で)から背を向け続けて数十年・・・これも独占の成せる業(と毎度のアレが続くので省略)。

 話を戻すと飾り(はっきり言ってオマケの様なもの)は価格なり購買意欲を促進する蒔絵かもしれないがそれ以前に人の命を預かる装置(機械)であるのだからその辺は間違い無い様にして頂きたいものです。

 まあ、そう言いながらも最新の旅客機なり戦闘機でも同様のタッチパネルが最新技術の如く扱われている(情報量管理の上では現在それを超える技術が存在しな為かもしれないし、操作するのが訓練された専門家である為順応可能との前提だろうが・・・それでも事故は起きているので)から技術思想の礎となる領域についても今回の如く反芻が必要なのでしょう(何か偉そう)。