ロイターの記事より。
ソブリンAIとは、簡単に言うと「自国のインフラ、データ、人材、ビジネスネットワークを用いて、自国が独自にAIを開発・運用できる能力」のことです。日本語では「主権型AI」とも呼ばれます(gemini2.5のご信託より:)
[パリ 16日 ロイター] - 「各国が独自の人工知能(AI)を開発・保有するべきだ」──。これは「ソブリンAI」と呼ばれる理念で、画像処理装置(GPU)世界大手の米エヌビディア(NVDA.O), opens new tabのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が2023年から提唱している。欧州で今、同理念に熱いまなざしが注がれている。欧州はAIの利用を米国の一握りのハイテク企業に依存しているためだ。フランスや英政府などはこうした状況から脱却を図る一環として、ソブリンAIの理念に耳を傾けており、行動に移し始めた状況だ。同理念は、言語や知識、歴史、文化が地域ごとに異なるという考え方に基づいている。ただ、先端AIにはエヌビディアのGPUを搭載した機器が用いられるだけに、欧州が独自のAI開発を急ぐことにより、エヌビディアには自社の商機が広がるメリットもある。
つづけて、
ただ、取り組みに課題がないわけではない。電力コストの上昇と需要の急増によって、データセンター向けの電力調達は支障が生じる恐れがある。データセンターはEUの電力需要の3%を占めるが、AI普及によって、今後10年間で消費電力は急速に膨らむと予想されている。また、巨額資金の工面でも欧州は依然不利な状況にある。ミストラルAIは10億ドル強を調達した。これを梃子に欧州でAI開発の牽引役になる構えだが、その程度の規模の金額は米巨大データセンター(ハイパースケール・データセンター)の事業者が毎月費やす資金のわずか一部に過ぎない。ITコンサルティングなどを手がけるフランスのキャップジェミニのパスカル・ブリエ最高イノベーション責任者(CINO)は「ハイパースケール・データセンターの事業者は自社のインフラ(管理・運用)に四半期当たり100億―150億ドルを費やしている。欧州でそれほどの資金を出せる企業はあるのだろうか」と疑念を投げかけた。その上で「何もするべきではないという意味でないが、常にギャップが存在するという事実を認識しておく必要はある」と話した。
引用おわり。
理念デッカチのEU様も、
ソブリンAI、データセンタ(投資)、電力需要(クリーンな原子力:)
と理念デッカチさんが不得意な物理領域の課題が山積である(我が国も他人事ではありません)
全体の3%を多いと見るか少ないとみるか、そして現在は性能重視でエネルギー効率は無視の傾向が今後も続く(多分、素子限界に到達する迄)のであれば、
ソブリンAIを持たない国や地域はそうでない国(具体的には米、中)に急所を握られる(まあ、現状通りとも言えなくもないが)ままなのでしょう。