aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

更新

 サイエンスポータルより。

 ただでさえ猛暑で堪らんのに上塗りする様であれですが。

scienceportal.jst.go.jp

気象庁は1日、今夏(6~8月)の日本の平均気温が平年を2.36度上回り、1898年の統計開始以来「最も暑い夏」になったと発表した。2023、24年は平年プラス1.76度でそれまでの夏の最高値だったが、この数値を0.6度更新。3年連続で最も暑い夏となり、気温上昇に歯止めがかからない状態が続いている。

 同庁は今年は11月まで気温が高い傾向が続く可能性があると予測し、引き続き熱中症対策を呼びかけている。また、地球温暖化により「気温が底上げされている」とし、長期的に来年以降も極端に暑い夏が増える可能性が高いという。9月1日は関東大震災が起きた日で大地震津波や台風を想定して制定された「防災の日」だった。これからは温暖化の影響で激甚化が懸念される記録的な猛暑や豪雨などの自然災害への備えも重要になってきた。

6~8月の平均気温平年差。九州南部などの一部を除きプラス1・5度以上になっている(気象庁提供)
6~8月の平均気温平年差。九州南部などの一部を除きプラス1.5度以上になっている(気象庁提供)
日本の夏平均気温偏差の長期変化のグラフ(気象庁提供)
日本の夏平均気温偏差の長期変化のグラフ(気象庁提供)

引用おわり。

 日頃の気象予報とはミッションが異なるので当然ではありますが、こうして19世紀からの記録・統計から現代迄をプロットして回帰直線を引いてみると・・・100年レベルでは少なくとも夏の厳しさは増している(他の季節はどうかは検証要としても)という事なのでしょう(地球温暖化云々ではなく、夏場の平均気温上昇という点に注意)。

#少なくとも今は体感的には完全に一致:)

 

20250905 20:21追記:日本の研究.comより。

https://research-er.jp/articles/view/147988

令和7年夏(6~8月)の記録的な高温及び8月上旬頃の熊本県を中心とする大雨に地球温暖化がどの程度寄与していたか解析したところ、夏の記録的な高温は地球温暖化の影響が無かったと仮定した場合は発生し得なかったこと、8月上旬頃の大雨は地球温暖化の影響で総雨量が増加していたことなどが分かりました。なお、本研究は文部科学省気候変動予測先端研究プログラムと気象庁気象研究所の合同で実施されました。

 

1.概要

今夏の天候は、6月から記録的な高温となり、夏(6~8月)の平均気温は気象庁の統計開始以降1位の記録を更新しました。また、8月前半は九州地方や北陸地方を中心に一部地域で記録的な大雨となり、九州地方では多数の線状降水帯が発生しました。今回、今夏の高温の発生確率を見積もったところ、発生確率は 1.63%(誤差幅 0.55~3.07%)(約 60 年に一度)であった一方、地球温暖化の影響が無かったと仮定した状況下では、その他の気候条件が同じであっても、発生確率はほぼ0%であったことが分かりました。

また、8月 10 日から 11 日に発生した熊本県を中心とする大雨を対象に地球温暖化の影響を評価したところ、地球温暖化が無かったと仮定した場合に比べて総雨量が約 25%増加していたことが分かりました。

これらの結果から、今夏の記録的な高温や大雨に地球温暖化が寄与していることが示されました。

3.研究結果

(1)令和7年夏及び7月の記録的な高温に対する EA

予測型の確率的 EA 手法を令和7年の夏及び7月の記録的な高温イベントに適用した結果、現実的な気候条件下で、この時期の日本上空約 1,500 メートルの気温(地上の影響が少ない大気下層の代表的な気温)が実際の値(一部予測値を含む速報値)を上回る確率として、夏の高温は 1.63%(誤差幅 0.55~3.07%)(約 60 年に一度)、7月の高温に限定すると 1.35%(誤差幅 0.10~2.97%)(約 70 年に一度)と推定され、一連の高温イベントは稀な事例であったことが示唆されました。なお、誤差幅は 95%信頼区間を示しています。

また、1991 年から 2020 年の 30 年間のデータから、2025 年夏相当の高温イベントの発生確率を見積もると 0.20%(誤差幅 0.15~0.26%)(約 500 年に一度)であり、2025年夏は高温イベントの発生確率が過去 30 年間に比べて増加していたことも分かりました。この増加には近年の急激な気温上昇や今年特有の海面水温の状態が影響したと考えられます。

一方、このうち地球温暖化の影響のみを取り除いた場合の実験結果からは、今回の高温イベントの発生確率がほぼ0%、つまり、様々な偶然が重なったとしても、地球温暖化による気温の底上げがなければほぼ起こり得なかったことが示されました(図1)。

 

図1 令和7年の高温イベントの発生確率

横軸は日本上空(東経 130 - 145 度、北緯 31.5 - 45 度)約 1,500 メートルの気温、縦軸は頻度を示しています。左図の平均期間は夏全体(6月1日から8月 31 日)、右図は7月(7月1日から7月 31 日)です。赤実線は実際の(地球温暖化がある)2025 年夏及び7月の気候条件下、青実線は地球温暖化がなかったと仮定した場合の 2025 年夏及び7月の気候条件下の頻度です。薄色の山型は、平年(1991 年から 2020 年の 30 年間)の夏及び7月の頻度分布です(薄い赤は平年の気候条件、薄い青は温暖化がなかった場合の平年の気候条件)。2025 年夏及び7月の実際の気温(一部予測値を含む速報値)を表す黒点線を超えた面積が今回の高温イベントの発生確率を表します。なお、予測型 EA は暫定的な境界条件を用いて実験を実施しているため、結果に境界条件の誤差の影響が含まれる可能性があります。

引用おわり。

 同じ気象庁でも過去100年のデータからの単純な回帰と、本記事の如きEAなるモデルで30年間のデータからの確率分布の変異から地球温暖化を結論づけるのは最後のパラグラフにも記載がある通り、個人的には性急な感がしないでもない。

#というか地球温暖化であろうが何であろうが夏場の平均気温上昇が既定事項であればそれは事実として現実的な対策が必要だし、地球温暖化がその因果律の要因であるならば・・・まあ、2025年1月以降の米国政権は真っ向から否定してるしCO2排出量第2位の中国は「だから何アル:)」でおしまいなのでしょう。

 意外と米国政権がこれから進めようとしている原発増設の施策の方が結果的に「ちきゅうおんだんか」対策に有益な可能性も(だってEU的には原発はクリーンエネルギーなのでしょう(ニヤニヤ:)あるのではないでしょうか。

#我が国も少なくとも再稼働のペースを上げて行きませんと・・・