Forbesの記事より。
専門家のご意見としてはごもっともではあるが民間が勝手にやってるのであればそれはそれも含めて広告宣伝の一貫でもあるから無問題(自己責任だし)なのでは。
当事者にとっては大きなお世話なのだろう(と勝手に推測)。
ロボット工学者ヒュービッキ教授の警鐘──人型ロボットはいまだ「信頼性」不足
だが、フロリダ州立大学のオプティマル・ロボティクス研究所(Optimal Robotics Laboratory)を率いる高名な学者クリスチャン・ヒュービッキは、テスラの経営陣が、火星に向けて打ち上げる前にOptimusロボットの堅牢性を向上させるための一連の画期的な技術的進歩を成し遂げない限り、これらのロボットは、進化のこの初期段階にある世界中のすべての人型ロボットに共通する特徴である、機能低下のスパイラルに陥る可能性が高い、という。
研究者たちがこうした「人間の複製」ロボットを強化し完成させようと競い合う一方で、世界中の人型ロボットは今なお共通の「アキレス腱」をいくつも抱えている、とヒュービッキ教授は筆者に語る。
米国のトップクラスの科学大学の1つであるジョージア工科大学で工学とロボット工学の博士研究員を務めたヒュービッキは「ヒューマノイドは転倒します。故障します。そして、プログラムはクラッシュするのです。ロボット工学の分野は人型ロボットで大きな飛躍を遂げ、スキルセットを広げ、コストを引き下げてきましたが、信頼性は依然として大きな障壁です」と付け加える。
「現時点で、人型ロボットは地球上で自律的に活動するのに足る、十分な信頼性がありません。ましてや火星ではなおさらです」。
引用おわり。
全くその通りでどういう設計かは知れぬが人間がメンテ出来ない環境の複雑なロボットはその時点で自己停止或いは故障停止或いは破損・破壊するのは自明だと少なくとも当業者は常識として承知しているのだからこれは宣伝活動の一貫なのでしょう(人形ロボットを始めて火星に送り込んだ(単なる動かないペイロードであったとしても)というのは立派な実績だろうし、会社の宣伝効果としても十二分であろう。
失敗は成功の元であり、SpaceXの技術者・研究者(経営者は知らんけど:)はそれを熟知しているのだから、外野のロボット専門家さんから講釈されても、はた迷惑なだけであって、今回はそう考えるのでありました(商業活動なので)。
ところでAIサブシステムの放射線耐力ってどの程度なのでしょうか・・・Nvidiaも軍用バージョンは存在する筈だから対宇宙線保証バージョンもきっと存在する筈だから問題ないのでしょうけれど(宇宙用機器ってやっぱり大変・・・それとも高専等の方の衛星は産業用部品でそれに耐えられる素材選定ノウハウが蓄積されているのでしょうか?)