aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

猫か幽霊か:)

 ロイターの記事より。

 棚上げされたF/A-XX計画ですがしぶとく再開される模様。

jp.reuters.com

[ワシントン 7日 ロイター] - 米国防総省は海軍の次世代ステルス戦闘機を設計・製造する防衛企業を今週中にも選定する見通しだ。米政府高官と関係者2人が明らかにした。
この決定はヘグセス国防長官が3日に下したという。これにより数カ月遅れで選定が行われることになる。
「F/A-XX」と呼ばれる次世代ステルス機の製造を巡っては、米航空機大手ボーイング(BA.N), opens new tabと防衛大手ノースロップ・グラマン(NOC.N), opens new tabが競争している。この新型空母艦載機は、1990年代から運用されているF18「スーパーホーネット」の後継となる。
海軍と国防総省はコメント要請に応じていない。
計画の遅れや資金の枯渇が発生すれば、海軍は2030年代以降、空母から運用できる近代的な戦闘機を失うことになり、艦隊の戦力を損なう可能性がある。

引用おわり。

 さてさて猫(NG)か幽霊(MDと言っておこうか、BOは不吉なので:)のどちらがF-14以来の進歩(海軍的にはF-18は海軍史上初の「退歩」だったそうなので)はどちらが受注出来るのでしょうか(わくわく)。

 とはいえ海軍機は艦上機という特殊仕様な上に機数も少ない(NGADと同じならば100機程度でF-35Cとの相互運用が前提、場合によってはF/A-18E/Fの延命処置も)ので固定価格契約だとF-14グラマンが苦しんだ(個人的にはTF30の罪が相当大きいと思うのだが)コスト吸収の再発を招く可能性がある。

 B-21に限らず(機体に限らず、GE等のエンジン開発に限らず開発形態として)デジタルツインは基盤技術らしいから如何に現物との差異を抑え込めるかも重要なのでしょう。

 海軍はF/A-XXの初期段階から可変サイクルエンジンを前提とし(これはNGADでも同じ模様)長らくそれに貢献(というか執念)しているGEを評価している節がある印象(TF30に煮え湯を飲まされ、F135は大丈夫な様ですが、F404/F414で粘り強く改良を重ねて気流の乱れに強いエンジンに仕上げたGE贔屓な印象が強い(ああ、ど素人の個人の印象に過ぎません)し、PWはF135の改良に専念してもらうのがお互い無難ではと。

 一部にはF-35計画が量産で手こずっているのは勝者独り占め方式で機体はLM、エンジンはPWとF-15/F-16の様な代替エンジン(F100/F110)が存在せず(正確にはGE/RRはF136を自費開発していたが途中で放棄)一度トラブルが発生すると回避手段が無く、問題解決が長期化する傾向が、当に現実となってしまった面もあるのでそれをどうNGADに活かすのか・生かさないのかどうなりますやら。

aki-iic.hatenablog.com

 当方含めた世界の猫好きさんはF-14以来の猫族の復活を祈っております(YF-23がどうちゃらではなく、グラマン鉄工所の復活を:)