ブルームバーグのコラムより(記事ではなくコラムニストの主観・主張です)。
何度となく訪れる技術革新に於ける現場の反応に過ぎないのに経営サイドも現場も対応するのに苦労・試行錯誤しているのだなという産業革命時代からの教訓。
それがAIだったりVHDLだったり、RTOSだったり、Javaだったり、パソコンだったりOA革命(古い)だったり、機械化店舗であったり、ロボット導入であったり、自動〇〇機であったり、電子卓上計算機であったり、ワードプロセッサであったり、携帯電話であったり、まあ新しい〇〇への社会的反応で汎化されるべき事象・・・とまでは申しませんが:)
問題は、どれほど有望に見えるAIツールであっても、それを導入した企業が必ずしも成果を得られるとは限らない点だ。もちろん、AIに批判的な人たちが主張するように「この技術は役に立たない」と断じるつもりはない。私自身、ChatGPTの有用性は十分に認めている。しかし、マサチューセッツ工科大学(MIT)がAIを導入した企業のプロジェクト約300件を調査したところ、投資を回収できていないとの回答は全体の95%に上った。
よく考えれば、それもさほど意外なことではない。これらのAIツールは、従業員の仕事をそのまま置き換えるような単純な代替手段ではないからだ。多くの企業は、AIの潜在力をどう引き出せばよいのかをまだ理解していない。実のところ、それを真に理解している人はほとんどいないのかもしれない。AIを真に活用するには、仕事の進め方そのものを根本から見直す必要がある。
生成AIは登場してまだ日が浅く、日々進化を続けている技術だ。明確な道筋が見えないなかで、企業がAI時代に適応し、その力を最大限に引き出すには、これまで以上の創造性と革新性が求められる。
人員削減の波は、そうした取り組みを一段と難しくする可能性がある。リストラは退職者だけでなく、残った従業員にも精神的な打撃を与え、士気や忠誠心を損ない、ストレスを高めるからだ。
さらに、こうした悪影響は、最も革新的で成長スピードの速い産業ほど顕著に表れる。スペインの約2000社を対象にした調査では、人員削減と同時に設備や技術、業務プロセスの大幅な変更(たとえばAI活用に向けた変革)を行うと、従業員が脅威を感じ、リスクを取る意欲が低下する結果、イノベーションの力が弱まる傾向が確認された。
引用おわり。
平易な文章を平易に読めばああ、なるほどな内容なのだがそれを一時的にせよ承知で企業は新技術を導入する訳で偉いエライコンサル様や経営企画室様は先刻ご承知なのかもしれないが(ああ、無論、皮肉ですよ)現場の人材でそこまで見通せる人がどのくらい居るのだろうか(所謂IT詐欺師業界であっても、であるから、か)。
ということで技術革新といふ大義の先行投資を有効化する為には何をどうすれば良いのかと言えば↓
AIのように社会を大きく変える革新には、常に矛盾がつきまとう。そうした技術は、導入すればすぐに使いこなせるものではない。技術を生み出すことは第一歩にすぎず、それをどう使いこなすかを学ぶことは同じくらい難しく、そして同じくらい重要だ。
そのためには、学ぶ意欲を持ち、リスクを取り、変化を受け入れる姿勢を持つ従業員が欠かせない。仲間が職場を去ったことで心に傷を負い、不安を抱えたままでは、その力は発揮できない。AIの影響を見越し、今のうちに人員削減に踏み切ることは、多くの経営者にとって魅力的に映るかもしれない。だが、そうした判断を下した企業の多くは、いずれその決断を後悔することになるだろう。
引用おわり。
このコラムの著者は大学でリーダーシップ論を教えている方らしいが全くごもっともで大変分かり易いコラムであります(主観)。
#翻って反芻するに・・・(以下略)