ロイター本社署名記事より。
ARMがマーケティングしてきたということは・・・NVIDIA対抗でしょうか。
[7日 ロイター] - 英半導体設計大手アーム・ホールディングスの幹部は米ラスベガスで開かれている先端技術見本市「CES」の会場でロイターに対し、「フィジカルAI」部門を立ち上げるために会社を再編成したと明らかにした。ロボット市場でのプレゼンスを拡大する。CESで人型ロボットの発表が相次ぐ中、ロボティクスに特化した部門の設立を決めた。ロボットと自動車はフィジカルAIの中核であり、既存のセンサー技術やその他のハードウエアを幅広く共有している。アームはロボティクスについて、長期的に巨大な成長の可能性を秘めた市場だと考えている。新たに設立された部門の責任者ドリュー・ヘンリー氏はロイターに対し、フィジカルAIソリューションは「労働力を根本的に強化し、余剰時間を解放する」可能性があり、結果として国内総生産にかなりの影響を与えるかもしれないと語った。
引用おわり。
ううん、既定路線のラベル替えな印象。IPベンダだから特定領域のアプリケーションに傾倒するのは得策とは言い難いし・・・SoC戦略に整合するアプリケーションユーザ(RoboticsでSoC開発もされるのかもしれないが・・・スケールメリットあるのでしょうか?)・・・やっぱそれに符合するとなると中華中堅ロボットベンダで数の暴力でしょうか(ARM Chinaの範疇かもしれませんが)。
チップ単価が安く、スケールメリットを活かせない市場にはARM的には旨味が無いから次の市場への種まきですかねぇ(この辺は全く戦略的・・・IPベンダの経験則が生きている印象・・・FABレスは強い)。
この辺も諸般の事情で抑制的な(ああ、偏見かもしれません、難しいですね)RISC-V陣営には出来ない先行投資なのかもしれません・・・いづれ市場を支配するという野望:)
何だかんだでroboticsやMaaS(自動運転・ビジョン系・高信頼ネットワーク等)分野のIP開発でユーザからノウハウを吸収してSolutionに反映、と毎度の先行投資が始まりました、という事なのでしょうか(戦略的、ですな)。
20260113 09:43追記:EETimesの記事より。当業者さんはフィジカルAI投資が盛んな様で・・・
AIのこれから 投資はフィジカルAIに集中
今後のAIの進化については、金氏は「AIエージェント」「ロボット(フィジカルAI)」の2つの方向で進んでいくとし、「AIエージェントは頭脳労働を、ロボットは肉体労働を効率化するものだ」と説明した。
AIエージェントが行う業務の例としては、調べ物やデータ分析、資料作成がある。自律的にタスクを行って振り返り、改善することも可能だ。金氏は「企業の中で若手が担ってきたような仕事は、もうAIができてしまうということになる」と分析し、「人間の役割が再定義される時代も近づいているのではないか」とした。
実際に、AIエージェント利用を踏まえて人員配置を見直す企業も出てきている。Salesforceは2025年9月、AIエージェントの導入で、カスタマーサポートの約半数にあたる人員を削減できたと発表。DeNAも2025年2月、既存事業を担う人員を現在の50%に削減し、残る50%の人員は新規事業立ち上げに再配置する方針を明らかにした。
ロボットの進化も急速だ。従来のロボットは事前に決められた動きしかできなかったが、AIの活用で柔軟な動作ができるようになった。現在では落ちているコインをつまみ上げたりネジを回したりという繊細な作業も担えるようになってきている。投資も活発で、「米国や中国のベンチャーキャピタルに話を聞くと、生成AIに関する新しい投資はほとんどフィジカルAIに集中している」(金氏)という。
ロボットは言語分野と違い、実世界のデータを学習させる必要がある。松尾研究所も参画するAIロボット協会(AIRoA)では、あらゆる業界でデータを共有して基盤モデルを作る取り組みなどを進めている。
金氏は「AIは急速に進化している。AIエージェントやフィジカルAIの登場で、頭脳労働も肉体労働も代替されるような未来が今まさにやってきている」と語り、セミナーを締めくくった。
引用おわり。
金物的には我が国はトップランナーと思われるのでフィジカルAIの基盤環境をしっかり握っておかないと・・・プラットフォーム戦略に弱い印象の日本企業(これは偏見)ではありましょうが・・・政権の方向性は歓迎だがいざ官庁主導となると・・・失敗事例しか思い付けない(残念)。
#標準化が浸透すると良いですね(祈り)・・・