EEJournalの記事より(Max Maxさんです:)。
別段AIアルゴリズムがどうのというよりかはプラットフォーム非依存なファームウェア開発ウィザードとターゲットも含めた検証を自動化するフレームワークの様に見えます。
実機テスト含めた開発・検証過程をフレームワークで自動化が行えるのであればそれはそれで大変素晴らしい事(実機テスト:DVT含めて:は工数掛かるし品質保証部門が重視する過程であるので)。
さあ、驚かないでください。Embedderは、AI支援型組み込み開発の概念を根底から覆すのです。ファームウェア生成を単なるコード記述作業と捉えるのではなく、検証ループを内蔵した、いわばエージェント型AIファームウェアエンジニアを構築しました。ここで本当に巧妙なのは、単にコードを生成するだけでなく、生成されたコードが実際に機能することを証明することにあるのです。
このため、EmbedderはAIエージェントを対象ハードウェアの実際の技術文書に基づいて構築しています。NXP、Nordic、Infineonなどを含む300以上のベンダーのプラットフォームを網羅した独自のハードウェアカタログにより、AIは他の場所で見たパターンに基づいて推測するのではなく、レジスタ定義、タイミング値、構成の詳細をリアルタイムで正確に照会できます。事実上、この文書がAIのワーキングメモリとなるのです。
コードが生成されると、システムはそれをビルドし、物理ターゲットに書き込み、シリアルポートを監視し、静的解析を実行し、ハードウェア上で実際に何が起こるかを観察し、そのフィードバックを利用してコードを改良します。つまり、組み込みエンジニアがこれまでずっと行ってきた骨の折れる作業を自動化するのです。しかも、はるかに高速で、反復作業も大幅に削減できます。これは実際に見てみないと信じられないでしょう。ぜひこのビデオをご覧ください。
検証ループは確かに目玉機能だが、Embedderを際立たせているのはそれだけではない。知的財産保護、導入の柔軟性、プラットフォーム非依存性といった、組み込みシステムの世界では極めて重要な3つの要素に同社が注力していることも同様に重要だ。
企業がAIに関して抱える最大の懸念の一つは、知的財産への影響です。多くの組み込み企業にとって、コードベース、ボードサポートパッケージ、社内ドキュメントは、競争上の重要な資産です。AIを活用して開発を加速させること自体は問題ないかもしれませんが、機密情報をブラックボックスのようなクラウドサービスに送信し、その後に何が起こるか分からない状況では、到底受け入れられません。
Embedderのスタッフは、この点について熟考を重ねてきたことが伺えます。クラウドベースのワークフローに慣れている顧客向けには、プラットフォームをEmbedder独自のAWSまたはGoogle Cloud環境でホストできます。より厳格なセキュリティ境界を持つ組織向けには、顧客独自のプライベートクラウドインフラストラクチャに展開することも可能です。そして、防衛、航空宇宙、産業制御、あるいは国際武器取引規則(ITAR)などの輸出規制の対象となるような、極めて機密性の高い分野向けには、フレームワーク全体がコンテナ化されているため、顧客のファイアウォールの背後で完全にエアギャップされた状態で実行でき、顧客が信頼する任意のAIモデルとオンプレミスのドキュメントソースを使用できます。つまり、顧客は知的財産を気にすることなく、AIのメリットを享受できるのです。
引用おわり(機械翻訳)。
Max Maxさんは誇張する事はあれど虚構は言わない方だと当方は評価しているので(与太話に惑わされてはいけません:)、参考になる業種の方も居るかもしれません(産業機器、特機関連、航空宇宙、医療など)。
この記事ではAIなるバズワードに惑わされずに開発支援・検証作業の(部分的な)自動化支援(実機検証含む)のフレームワーク(AIなぞ忘れて)と捉えるのが宜しいのかもしれませんな。
AI=LLM=確率分布=予測可能ではない(場合がある)=信用できないといった前記業界では忌避されるツールではないと理解しました。
呪文の如き初期化シーケンスをデータシートから翻訳する工程は既に各社でウィザード的に自動生成するツールは存在していると思うので仕様書に基づくコード生成・検証・実機検証・フィードバック(手段は解らないけど)といった作業を支援するフレームワークは既に製品化されている(車載・通信関連等)のかもしれませんが、それを多少なりとも汎化するのであれば(価格はともかく)今後普及する技術なのかもしれません・・・