aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

昭和の青春ラジオ

 iTmediaの記事より。

 記憶と介護と認知症といいますか重い内容も含みますが引用します↓

www.itmedia.co.jp

 ダイヤルを1958年に合わせると、木製のラジオから当時のニュースと昭和歌謡が流れ出す。耳を傾けていた介護施設の利用者が、若い頃の思い出を語り始める

 これは介護施設で実証実験中のAIデバイス「RADIO TIME MACHINE(ラジオタイムマシーン)」が見せた光景だ。

 開発したのは、博報堂DYグループの「TBWA HAKUHODO」だ。介護大手の「ニチイ学館」が、介護現場での実証実験に協力している。中身は最新の文章生成AIと音声生成AIで、ダイヤルで西暦を選ぶと、その年のニュースとヒット曲がラジオ番組風に再生される。狙いは、利用者の過去の記憶を呼び覚まし、周囲との会話を生み出すことだ。

青春時代を呼び覚ますラジオ

 RADIO TIME MACHINEの外観は、1950~60年代の据え置き型ラジオを思わせる形をしている。ラジオとの違いは、液晶画面の表示が周波数ではなく西暦であることだ。ダイヤルを回すと、1950~2025年の間を1年刻みで針が動く。年を選ぶと、その年の今日と同じ月日に起きたニュースと当時のヒット曲が流れ出す。

選べるのは1950~2025年(筆者撮影)

 この商品には最新の生成AIが組み込まれている。ベースとなるのは、Wikipediaに掲載された過去の出来事をもとに、事前に作り込まれた独自のニューストピックリストだ。これを、文章生成AIが当時のラジオ番組風の原稿に仕立てる。

生成AIを活用して懐かしさを演出(出典:RADIO TIME MACHINEの公式Webサイト)

 このように、各年代のラジオの雰囲気を感じられるRADIO TIME MACHINEだが、なぜ1950年が起点なのか。本プロジェクトを率いるTBWA HAKUHODOシニアクリエイティブ・ディレクターの鈴木賢史郎氏は「介護施設の利用者は80~90歳代が多い。彼らが結婚するちょっと前、青春時代の思い出を呼び覚ますために1950年に設定している」と説明する。

引用おわり。

 ああ、わたしもコレ、欲しいかもしれません・・・(+20年程年代加算して)。

 これを試作したのが広告代理店というのも絶妙で(電通ではありませんよ:)コンテンツの意味と歴史上の価値とテクノロジを連携させるにはNTTさんやIT事業者やAIベンチャさんよりコンテンツアクセスに広い知見と権限を持つ広告代理店(いわゆるメディアでもなく)というのは繰り返しますが絶妙なのかもしれません。

 構成上はPCやスマホでも実現可能だから古典ラジオ・テレビ風の画面を出してスマホ・タブレットに実装してサブスクリプションで回収というの出来たら(事業譲渡なり)良いですな。

 無論、NHK:)や民放(文化放送でもどこでも)でおやりになっても構わないし、YouTubeチャネルでも宜しいのですが・・・

 そういえば介護施設に居た亡き親父を見舞いに行ったときに介護の方が(親父が)仕事やラジオの事以外は関心を示さない(親父はそういう人間だったので)とこぼしておられたのですが、人間記憶を共有できるというか共通の歴史体験があるとないとでは会話の質が異なる(いわゆるジェネレーションギャップの類)のも現実なので、この様な技術思想は個人的には素晴らしいと思料します。

 流石博報堂と称賛しておきます(心から)。