aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

Agentic Commerce

 Impress watchの記事より。

 来るべくして来るというか有る意味当然な未来、でしょうか。

www.watch.impress.co.jp

アイデア自体は先行して存在していたと思うが、実際にChatGPTのようなチャットウィンドウを通してECサイトにアクセスし、決済までを完了させる標準的な仕組みとして実装を可能にしたACP(Agentic Commerce Protocol)が発表されたのが昨年2025年9月のこと。その後、2026年1月にGoogleがUCP(Universal Commerce Protocol)を発表するなど、実は本稿執筆時点でまだ1年も経過していない。

オンライン決済の主役は“人間”から“AI”へ

今年前半に発表済みのものも含まれるが、4月に開催された「Stripe Sessions 2026」の内容も合わせ、「エージェントAIのためのインフラ」がどのように整備されつつあるのか整理したい。

1つは“フロント”となるエージェントAIを提供するプラットフォーマーとの提携だ。

OpenAI(ChatGPT)をはじめ、Microsoft(Copilot)やGoogle(Gemini等)、Meta(Instagram等)をカバーし、Stripeらのインターフェイスを介して決済できる基盤を準備している。またACPを掲げるStripeだが、先般のGoogle UCPはもちろんのこと、UCPとの接続をすでに発表しているShopifyからStripe ACS(Agentic Commerce Suite)を通じて構造化済みの商品カタログデータが提供され、「エージェンティック・コマース」の中でエージェントAIがこのカタログを参照して候補リストを作成することが可能になっている。

PSP(Payment Service Provider:決済サービスプロバイダ)でもあり、決済インフラを提供するStripeとしては、ACPにこだわらず、UCP等の周辺技術との接続も意識している点が特徴となっている。

次が最も重要な点だが、従来「B2C」や「B2B」などと呼ばれていたEC取引においては、C(Consumer)であれB(Business)であれ、あくまでその対象は“人間”であり、提供されるインターフェイスもまた“人間”を意識した作りになっていた。

だが「エージェンティック・コマース」の世界においては「B2A(AはAgentic AI)」、あるいは「A2A」という取引が当たり前になってくる。

Stripeの予測によれば中期的には全オンライン・トランザクションの過半数以上がA(Agentic AI)またはM(Machine)となり、さらにJohn Collison氏の言葉を借りれば「かなり近い将来に到来する」ことになる。

つまり、ECのインターフェイスは“人間”を意識したものが残る一方で、今後急増していくトランザクションの多くは「AまたはM」であると考えられ、従来とはかなり異なる世界がやってくる。

Machine Payments Protocol(MPP)

それを端的に示すのが「Machine Payments Protocol(MPP)」という仕組みだ。従来のEC決済といえば、カートで商品を選んでチェックアウト画面に進んでカード情報を入力して……という手順で支払いが行なわれていた。

Web情報を交換するHTTP通信の中でも“上位レイヤー”でこれら情報がやり取りされることになるが、“人間”に決済判断を促すための“中間画面”が必要だったといえるかもしれない。

だがMPPの世界ではHTTPリクエスト/レスポンスの中で直に取引が行なわれてしまい、こうした“中間画面”は存在しない。

「A2A」あるいは「M2M」のやり取りの中で淡々と決済が進む。John Collison氏はこの“中間画面”における“人間”の(悩む)行動について「Cognitive Overhead(認知的オーバーヘッド)」と表現しているが、MPPの世界ではこうした“認知的オーバーヘッド”は存在せず、「与えられた目標を達成するために予算○○円の範囲で所定タスクを遂行できるか」といった、あくまで“ルール”に基づいてのみ行動する。

MPPのような取引が主流になると、ECはまったく別次元の世界へと突入することになる。

認知的オーバーヘッド”がないことでトランザクションは一瞬で流れ、単位時間あたりの決済件数は爆発的に伸びることになる。これにより、過去には実現できなかった「1回あたり数セントから数十セント(日本円でいう数円から数十円)」の「マイクロトランザクション(Micro Transaction)」が表舞台に上がるようになり、こうしたマイクロトランザクションが従来型の取引を凌駕するというのがStripeの考えだ。

引用おわり。

 まだ採らぬ狸のなのでしょうが金の為なら何でもやるのがIT詐欺師の世界であり、昔株式取引で話題になったアルゴリズム取引を双方がM2M的にトランザクションを行う(通常、人間の介入は無い)という世界観だから、そりゃ血眼で開発が爆走するのではないでしょうか(それによるビリオネアさんらも)。

 当然我が国のメガバンクさんや監督官庁の日銀さんも意識はされているのでしょうから、今後の展開が楽しみ、というかAIバブルってそうでもなくてEC含めた実需がこのような技術が汎化する事で安定需要(Chatbotごっこではなく:)が拡大するのであれば、データセンタとそれに付随する・関連する技術は更に進展する(特にエネルギー関連技術)との期待も・・・

#既に脳内が採らぬ狸状態に(あはは)・・・