aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

STEM

 記事内容はごもっともだが、そもそもSTEMがまともに浸透しているか疑問(最大の疑問は教師のSTEMスキル。まあ、教育学部は・・・だしね:)を感じなくもない(門外漢の勝手な憶測です)が。ブルームバーグの記事:

www.bloomberg.co.jp

 ここで勘違いしてはいけないのはノーベル賞経済学者さんが言わんとせんのは

 STEM偏重は良くないと言っているがSTEMを否定している訳ではなく、STEMで現在・未来に必要とされる科学技術工学スキルを充足した上で、AIでは当面実現困難と思われる対人スキルが重用される業態を軽んじるべきではない。と理解する。以下引用

ノーベル経済学賞を受賞した英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)のクリストファー・ピサリデス教授は、人工知能(AI)が支配的になる世界では「共感力」や創造力のある人材が重宝されるとして、若い世代の人気がSTEM(科学・技術・工学・数学)教育に集中することに警鐘を鳴らした。

  労働市場経済学が専門のピサリデス氏は、特定の情報技術(IT)業務に従事する労働者が将来的に自分らの仕事を奪うAIを進歩させることによって、「自滅の種」をまく危険性があると述べた。

  ピサリデス氏はAIが雇用市場に与える全体的な影響については楽観的な見方だが、テクノロジー進歩の波に乗りたいがためにSTEM教科を履修する学生らを危惧しているという。現在はSTEM関連のスキル需要が急速に伸びているが、ホスピタリティーやヘルスケアといった対面スキルが求められる人材は依然雇用市場を支配するだろうと、同氏は述べた。

 確かに生成型AIや今後登場する技術により、AIに置き換え可能な分野は広がる筈だし、そういう未来では生身の人間と直接接する、所謂対人スキルが人類に残された分野と主張する考えは従前から存在し、多分それは正しいと思われる。

 具体的には上記引用の様な医療・介護(特に高齢者介護)と他人事とは思えないが、個人的には齢を取ると対人スキルは低下(人と会うのが億劫になる)気もするので生成型AI相手の疑似人格のようなものでVUI出来ればそれでも個人的にはOKと考えている(多分、その方が安いし、24時間付き合ってくれそうだし)。それはLLM付きのAlexaでも良かろうし、スマートホームの発達型でも良かろうし、所謂老人ホームで介護人員の支援の為のAIでも良いのかもしれない。

 高齢化社会が進む中、介護人員は重労働(時間的にも作業的にも精神的にも)だからそれを補佐するAIは半ば必須と思えるし、願わくば失敗(=犠牲)を恐れずに介護Roboticsを推進出来る国策(財務省がまた、邪魔するだろうがお前らでも必ず齢は取るのだから天下り先の省益になれば何でも良いのでは?)を望みます。

 なので、悪平等な人生百年などと流布するおバカメディアの無責任さには閉口するのですよ。メディア様が本気でそう考えるのであれば、科学技術(特に医療技術)の促進の為の活動(例えば科学・医療技術の啓蒙、最新医療技術(物理だけでなく心理含めて)の広報を自己取材に基づき、広く行うべきではないだろうか。

 いつの間にやらメディア様は取材=タブロイド誌のおバカ野郎/女と勘違いしている様に(例えば中日東京ローカル新聞のイソコの類)見えてならない。まさかとは思うが彼らの脳内ではイソコが標準でイソコを超えるおバカ活動家が評価されるのだろうか?なるほど無知と暴力革命が大好きな落ちこぼれ経営者からは気に入られているそうだから、一発屋で人気取りでじわじわと自滅するメディア様の衰退に抗うつもりなのだろうか・・・

 無駄なのに