aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

新型国産超電導量子コンピュータ

 滅びゆく日経○○は自然態の成り行きに任せるとして(駄目テックも解約したし、スッキリスッキリ、残念だけどね)雑誌系の命脈はどうか知れぬがiTmediaさんの記事:

pc.watch.impress.co.jp

 20世紀の頃ならばこういう最新技術は日経コンピュータ(今の日経コンピュータのレベルからは想像が付きにくいかもしれないが、そういう時代もあったのです:)や日経エレクトロニクスに詳細な記事が記載されたものだが(遠い目)。

 タイトルに形容詞が多めなのは日本のメーカや研究者は超電導を避け(大掛かりで費用も掛かるし、ジョセフソン素子の模倣・追従で疲れ果ててしまった為か?)、超電導系の量子ビットを避け(一時期各社が各種の方法:都合:で擬似的な量子コンピュータを提案したが、世界競争では結局、正攻法でないと太刀打ち出来ぬという事なのだろう(か)。

 理研なり産総研なり政府系の純粋な研究者は俗世の雑音に惑わされず、外国大学との連携や企業提携という安易な道を選ばず(どこぞのアクセンチュアになりたい処とは言ってませんよ:)、理論・方式の確立に邁進し、実物の金物(超電導冷却装置、実チップ、関連環境等、コア技術以外の外郭技術)は民間に委託し、一民間企業に過ぎないIBMに遅れながらも、国産超電導量子コンピュータとしてプレス発表に至ったのは祝福すべきなのだろう、この後が茨の道なのは既定事項かもしれないがそれは各国の量子計算機でも同様で、組み合わせ問題専用機では到達出来ない用途にも使えるのだろう(当方、量子ビットのレベルで知識が停滞してるので、見当違いかもしれません。すみません)。

 ノーベル賞の傾向もそうだが、武漢肺炎(とその亜種)、ウクライナ戦争の様な世界的な危機が発生すると科学技術やそれに対するアワードも現実を踏まえた、科学技術や医療技術という現実世界で実際に人類に貢献する研究が評価される社会傾向が見られつつあるのは素晴らしい事ではないでしょうか。

 だけど予算とリソース(人的、物的、国家戦略的)は盤石なのだろうか。。。