齢老いて時間感覚がどこぞのエルフ並になってしまった為か(若い頃はボード製作に数ヶ月超える事は無かったのに:)、今年の如月に発注・入手した基板が未だに真空パック保存され、唯一の実績として広島から上京した学生時代の友人に生基板を渡しただけというのは一度は書いた気がするが今回はその続きのゆる〜いお話:
私の余命なんてせいぜい10〜20年程度だろうに随分贅沢過ぎる時間の過ごし方をしていると我ながら思う(暇人とも:)が、微速前進とか景気付けとか気まぐれとか形容されるが、タイトルの淺野様のUniversal monitorの68000(68030にも対応)をダウンロードして、m68030_v0(仮称)用にアセンブルしてみた:
昭和な方だと機械語モニタと言えば通じるだろうか。68000ボードを作った頃(会社員で仕事合間に趣味で作っておりました、若かりし頃:)はCP/Mクロスか何かでソース入力・クロスアセンブルしていたのでソースはCP/Mの5インチフロッピに有る訳で、物理的に存在してももはや動作するかも解らぬ機器から回収する気力も出ず、ネットに有るマレーシアかどこかの方が公開されている68000用モニタプログラムをasl用に修正してみたりもしたりもしたが、UMONの存在を知り、移植を試みた。
1.ターゲットの構成
・基板
2.移植内容
UMONはINIT,CONIN,CONOUT,CONSTのルーチンをユーザが作成すれば動作するのでターゲットのFT245R(秋月のAE245R)用にdev/dev_ft245.asm他を作成するが、ft245のrrdy,trdyはフラグセンスなので別途2ビットのi/oポートが必要でそれをPSDのPortBから調達する:
もうひたすら自己満足空間(趣味とは元々そういう物:)だが上図の通りPB5にft245のrxf,PB4にft245のtxeを割り振ったのでPSDのPortBの入力ポートからそれを参照する。すっかり忘れていたがPSD8xxのPortBの入力ポートのOffset(アドレス)は:
これによるとPortBはオフセット 01となり、出力は05となる。これで情報は揃ったので dev_ft245.asmを書くと:
何か適当だけど8bit i/oは8bitポートでバスサイジングしてるのでこれで良い筈(多分)。mc68000系のアセンブラ20年振りに書いた気がするがそれ以上に驚かされるのはUMONのaslでのクロスアセンブルが一瞬で終わる(ホストはThinkpad A285 Ubuntu20.04LTS)事でマシンパワーの進化を痛感する。まあ元々aslは速いというか昨今のPCでクロスアセンブラなんて軽量プログラムだからさもありなん。
と、ここまでは机上なので進むのだけど肝心のターゲットのPSDのabelコードというかマップ詳細整理をまだやってない(トホホ)ので上記リストは砂上の楼閣に過ぎないのは本人が一番自覚している(無気力モード期長過ぎる・・・)。とは言え、機械語モニタのアセンブル(仮)が出来た(気がする)だけでもやる気微量Upで総じて微速前進だろうか。再発注した部品もDigi-keyのダンボール箱でころがっているのだけど(ああ)。。。
3.謝辞
最後にUniversal monitorを開発・公開頂いている淺野様に感謝(心から)。