aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

変調と需要(日本経済新聞用語による:)

 他の一般メディア様(所謂「新聞」)に比べればマシなのだろうが日本経済新聞の何を言いたいのか分からない記事が続く↓

www.nikkei.com 「半導体サイクル暗転」ってそもそも武漢肺炎を起点にしてゲーム機需要拡大とやらで(エビデンス検証は?)一部半導体供給が逼迫し、それが各方面に波及して今業界を騒がせてる「半導体不足」を招いている現状があり、令和四年神無月末の今でもそれは小口一般市場向け(所謂 Raspberry Pi等のSBC)は解消されておらず供給問題が解消されていない。

 無論、日経さんは支那しか眼中に無い記者も多いから支那の減速とウクライナ戦争とクンクン野郎の脱支那サプライチエーン再構築による相乗効果と言いたいのだろう(か|ね)。

【この記事のポイント】
半導体市況が急速に悪化、米インテルなどが大幅減益
・景気変調「顧客の在庫調整は前例のない水準」
・米国による対中規制強化で逆風強まるリスクも

 この記載から既定事項を述べているだけとも言えるが「急送に悪化して在庫調整が起きている」のであればどうして末端小売市場の供給不足が解消されないのだろうか。一部の権威主義国家は知らぬが自由主義経済圏の中間層の個人消費需要は嗜好品に分類される上記物品でも需要は旺盛(少なくとも3年前と変化無く)存在し、当然遅延はあろうが日経さんの記事と市場の現状には「齟齬が見受けられる」。それを無理矢理説明しようとしている図が

 まあ悪いが日経の予測が当たった試しが無くて上記根拠にしているのが

旺盛な需要に支えられてきた半導体の好況サイクルが暗転している。パソコン(PC)やスマートフォンなどの需要失速で市況が急速に悪化し、米インテルや韓国のサムスン電子など大手各社で大幅減益が相次いでいる。米国の対中規制なども冷や水を浴びせており、半導体市場が直面する谷はこれまでより深くなりかねない。

 「〜なりかねない。」等、無責任ワード連発なのはメディア様の免罪符でPCとスマホで世界が成り立っているのであればそうかもしれないが産業機器や一般機器を無視した予想なんぞ信じられるかぁと個人的には思っている。世の中PCとスマホだけで成立しているとでも? 自動車は?家電は?産業機器は? と毎度の事ながらツッコミを入れたくなる衝動が抑えられない。

 そもそもキーボードも打てない世代が増大しているとも言われる中でPCの需要が継続する筈も無く、無意味な機能追加なり巨大化を繰り替える小箱の需要が既に一巡している地域での買い替え需要が増大する筈も無く(もっかい0円セールでもやれば別だが)武漢肺炎でこれだけ経済悪化させておきながらよく持っている方だと普通の一般人に分類されるオジサンは考えるのだがどうだろうか。

 そうも日本経済新聞の記者さんは若手が多いのかそれとも勉強が足りないのか20世紀にCOCOMと呼ばれた共産圏への輸出規制が西側世界で実行された歴史に無頓着過ぎる気がする。クンクン野郎が行う支那外しのサプライチェーン再構築とは換言すれば

21世紀版COCOM(for 権威主義国家向け)

 であるのはCOCOMという単語を知っている世代(多分、高校の政治経済の授業でも習うのでは?)と思うのだがどうやら日本経済新聞の記者さんは気にしていないのだろうか。

そもそも激変が大好きな半導体産業(今の日本の半導体メーカの栄枯盛衰を調べてみれば体感出来るだろう(涙))故、業界再構築・サプライチエーン再構築・スキームの激変による産業構造の変化、等々には慣れっこになっている業界であると認識しているのだが日本経済新聞記者さんの認識はそれとは異なるのだろう(か|ね)。