令和五年弥生十三日から事実上義務であったマスク着用(法制化してないのに一部の事情或いはアレな方を除き、ほぼ全員従うのが我が国の凄いところ:)が見直され、個人の判断に基づいても良いとの基準に改まる↓
この中に科学的根拠があるかと言えば、
マスク着用を含む感染対策に関する専門家の意見・科学的知見はこちら。
(参考)
「これからの身近な感染対策を考えるにあたって(第一報)」(第115回(令和5年1月25日)新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード提出資料):
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001044065.pdf
「マスク着用の有効性に関する科学的知見」(第116回(令和5年2月8日)新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード提出資料):
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001055263.pdf
これらが相当するのだろう(多分ね)。最後の科学的知見とやらの資料も一般向けのわかりやすさを重視したのかそうでないのか知れぬが要所を引用するに
〇2020年6月以降、病原性が高いこと、そして、ワクチンの供給前や供給途中の状況で、感染によって免疫を得た人が少なかったことから、できる限り感染機会を減らすためにマスクを常に装着することが約2年にわたって推奨されてきた[3]。2022年5月24日に、政府は屋外のマスクの着用は不要であることを示した[4]。
〇本文書では、日常生活での新型コロナウイルス感染予防におけるマスク着用の有効性に関する科学的知見をまとめると共に、諸外国におけるマスク着用の呼びかけについて事例を紹介する。
〇本文書に記された知見は、今後の研究の進展により更新される可能性がある。
2.日常生活でのマスク着用の有効性に関する科学的知見
〇いわゆる一般人口におけるマスク着用に関する78件の研究をメタ解析した結果では、マスク着用者の週あたり感染リスクが非着用者の0.84倍(95%信頼区間:0.71-0.99)に低下することが知られている。観察期間を2週にすると、着用者の感染リスクは非着用者の0.76倍(95%信頼区間:0.66-0.88)に低下すると推定されている[5]。これはマスクを着用することによって自分が感染しないための効果に相当する。ただし、人口中の着用率が低く感染リスクが比較的高い条件下(デンマーク)で実施されたランダム化比較試験では、着用者と非着用者の間で1か月間の感染リスクの差異は見出せず、自分が感染しないための効果が必ずしも十分でないとする知見もある[6]。
第116回(令和5年2月8日)
新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード 資料3-3-②
西浦先生提出資料
今回のマスク着用基準見直しはワクチン接種が浸透(1〜2で8割、3で6割強)し、国民の8割以上が免疫確保したと考えられる事と感染者状況の78件(笑)のメタ分析からの知見らしい。後は成功と失敗国の情報を記載しただけで判断基準では無い。
まあ、個人の裁量に委ねられるそうだから、夏場になる迄はリスクの高い年代に分類される立場上、現状維持とするつもりでいる。そりゃ意識高い系や反ワクチン陰謀論者さんやマスク着用で不都合を被っている方はマスク着用と止めるのだろうが、それはそれで今回の指針内であり、他人がとやかく申す事柄でもない。
折角3年分のデータ蓄積があるのだからいつもの日経データチーム(勝手に命名:)さんのサイトから:
スケールを2020〜2023にした物が下記↓
これを以てマスク着用を個人裁量にする理由がイマイチ分からない(私の見方がおかしいのかもしれないが、周期的に感染者・死傷者・重症者が推移しており、死傷者・重症者のピークを抑え込めた(ワクチン、マスク着用、Social distance等の複合効果で)為、総合的判断により、他国の状況も参考にしつつ策定した。という事なのだろう。一方、ワクチン接種は:
高齢者には5回目の接種も計画する(検討する?)様なので、リスクの高い分類の層としては要チェック、だろうか。
それにしても武漢肺炎(亜種含む)騒動でワクチン接種を受けてから鼻風邪もひかずに3年過ごせたのは(ワクチン接種前はちょくちょく鼻風邪や鼻水、微熱があったのだが、ワクチン接種(1〜3、4)を受けてからそれらとは無縁な状況になった事にそれに従事した歴代政権(特に菅義偉政権)の功績に深く感謝している。思えばその尻馬に乗った(とメディア様が情報操作した)岸田文雄は運が良かったのかもしれない。。。