aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

LLMの著作権

 珍しくASCIIの記事。文化庁のLLMにに関するパブコメの回答・反応の記事。文化庁だから著作権法の世界で今の処、改定するつもりは無いらしい:

ascii.jp

 LLMの著作権侵害(いわゆるDeepFakeの類)についても新たな判例が出ない限りは著作権法は現状維持・・・らしい。まあ、パブコメって言葉が悪いがガス抜きのようなものだから(まあ、財務省の落ちこぼれの下衆官庁である環境省には負けるけど:)所詮、庁レベルだとこんなものなのだろう(偉そうですみません)。

 最後に重要そうな箇所を引用するに:

 パブコメに対する文化庁の返答で、非常に重要に感じた文言があります。「本考え方では、新たな著作物などのコンテンツを創作する活動を行うものとして、クリエイターの用語を用いています」という表現です。生成AIを利用していようがいまいが、著作権上はクリエイターとして区別をしていないという姿勢が感じ取れるところがあります。

パブコメ結果について P.9

 一方で、審議会の最後には文化庁という行政が、法律の改正と言った具体的な事案がないにも関わらず、ここまで前面に出るケースはまれであることが説明されました。次年度の審議会が同じような形で継続される予定はないようです。今後は、文化庁がリードしていくというよりも、民間での議論に基本的にゆだねていくと姿勢が垣間見える発言もありました。

 うん、まあ、お役所はそう考えるだろうなぁ・・・所詮文化庁レベルだし(また偉そうに:)。いづれにせよAIは著作者にはなれないのは世界的に判例が出ている規定事項であるから、AIを(程度の差はともかく)用いた創作者(クリエータ)が著作者であり、それは現行著作権法の範疇で判断されるというのが結論らしい。

 個人的にはごもっともな結論とは思います(今の処)。