リアル空間では古い革袋に新しい酒は成立し得ない(のか)

 Boeing(というかMD戦闘機部門)生き残りの為にあの手この手でロビー活動を繰り返して漸く受注に漕ぎ着けたF-15EXが(邪推するに)最近のウクライナ情勢を受けてか調達機数が144→80機に削減との報道↓

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 B-52やC-130のような特定条件のロングライフ/ロングセラー機ならともかく戦線の最前線で消耗品扱いの戦闘機で40年以上前の基本設計の機体が途上国や貧乏国ならともかく米国本国で再発注なんて政治的理由(具体的にはLM独占抑止の為のBoeing社発注)との味方もあったがより現実的観点で古い革袋に新しい酒では支那やロシアとは戦えないという現実認識の反映なのだろうと勝手に考えている。そもそも米軍内ではF-15EX支持派は少ないと聞くしこのような状況を招いたのはF-22量産打ち止めにした議会と無謀とも言えるTFX計画の21世紀版のJSFを強引に進め(ざるを得なかった)ペンタゴンの自業自得でもあるのだろう(ド素人の個人的意見です)。

 狐や支那プーら権威主義家相手にF-35の如き単発・軽ペイロード機だけで航空優勢を確保出来る訳でも無くそれを補佐・補強する機種というか本来であればF-22が主でそれを補佐するのがF-35であった所謂ハイ・ロー・ミックスの21世紀版であった筈のシナリオが前記事情で破綻してしまったのが要因でもあるのだろうが40年前の機体をあてがうのは無理があったという事か。

 やはりLM独占では競争が損なわれるから飴と鞭でNGとBoeingにアライアンスでも組ませてLMに実力で対抗可能な機体とエコシステムを構築しないと厳しいのではなかろうかと誰しも普通に思いますわなぁ。国際共同開発なんて金無し国(EUとは申しませんが)の弱者連合の方便に過ぎないし。