aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

独占回避

 個人ブログの良い処は個人の考え(理念と置き換えても良い)を記載出来る事で仕事でやっている(=報酬を受け取っている)なら書けない(或る意味、無責任な主張:まあ責任は自分に帰結するのだが:)事柄も可能な事だと理解している。なわけでいつもの専門家翻訳さんの記事から個人的に思う事:

https://aviation-space-business.blogspot.com/2023/05/f-35ngadb-21ngadcca.html?view=classic

オリジナル記事はこちら↓

www.thedrive.com

 google翻訳掛けてみたら大意は読み取れる(機械翻訳故の不自然な語彙はあるにせよ)様だが、こういった有益な情報を日本語で翻訳開示して頂いている専門家様に感謝(改めて)。

  話を戻して上記記事の要旨を解するに:

ランク・ケンダル空軍長官は、同空軍は新型ステルス第6世代の競争に関して、依然としてF-35統合打撃戦闘機に付きまとっている類の「買収不正」を回避するために全力を尽くしていると述べた。有人戦術ジェット機これには、最初からより強固な設計を要求することと、そのデータ権利の少なくとも重要な部分を米国政府が所有することが含まれる。これは空軍が、ロッキード・マーティンF-35の場合のように、将来のアップグレード維持契約に関して一社に「永久独占」を与えることを避けるのに役立つだろう。

 買収不正は意味不明だが独占回避と読み替えても良いのだろうか?JSF計画を失敗と主張する勢力は評論家さんはさておき(部外者故:)発注者やステークホルダー(競合他社は当然として:)も声高に主張し、それがLMというJSF勝者の独占が続く事による弊害(価格高騰、納期遅延、品質問題、等々の所謂独占による弊害の類)を回避したい模様である。ATFやJSFでは(メーカが食いっぱぐれの無い様に)共同開発を指導し、勝者が決定したら今度は独占の弊害を云々とは市場原理からしたら当然かもしれない(釣った魚にゃ餌やらぬの例え:)がそう仕向けたのはペンタゴン自身であるとの指摘は大ハズレでは無かろうと思ったりもする。事実上、LM、NG、Boeingしか戦闘機開発能力の無いのがクンクンランドの実態だから少なくともJSF計画の様なLMによる長期的一社?独占(による弊害)を避けたいつもりなのだろう(納税者への義務含めて)。

 それなら官需で失策続きのBoeingを鍛え直す(体育会系ではないので不適切な表現かもしれません:)なり、過保護レベルのNGにUCAV含めたビジネスチャンスの場を与えるなり、JSF計画最大の功労者であるLMとBAEsystemsとP&WとRRを責めるのではなく、軍マネジメントと繰り返される次期作戦機計画への長期的なビジョンと戦略にただ答えただけの勝者に責任を擦り付けるのはそろそろ止めた方が良いのでは、と民間サイドの立場しか知らない敗戦国の一国民(市民ではないよ:)として反芻したりするのだが。。。

 それともF-35なりF-135のセカンドソース(F-136、XA-100の如き:)を推進するとか。F-135単独供給で色々問題が起きている様だがそれもF-136開発予算を打ち切った(リスク無しと判断した)発注者側の意向とも言えるし、どこの国もそうかもそれないが官は矛盾する事を平然の曰い、それに血反吐を吐きながら付き従うのが民という構図がクンクンランドですら透けて見える気がするのは無知ムチな私の思い過ごしでしょうかねぇ(多分、きっと:)。