aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

トランジスタ生誕75周年

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 ノーベル賞を受賞したベル研のトランジスタだが周知のとおり点接触型で補聴器の様な低周波で小型低消費電力が求められる用途には可能だったが高周波(当時はラジオ)には使用不可能な代物であり、その後成長型トランジスタソニーがラジオ用に量産化し、他合金型、メサ型、プレーナー型と進化してきた経緯もご承知の通り。

 1970年代はトランジスタはまだ新しい部品(一部ではまだまだ真空管が現役だったので:)で小学校中学年の頃はまだゲルマニウムトランジスタの2SB54,56,2SA103,2SA100といった缶タイプのトランジスタが現役であった。流石に成長型(Sonyの2T52でしたっけ?)は使った事が無くて鉱石検波器も実は使った事が無い(無論、コヒーラも:)。なので私のトランジスタ史はゲルマニウムトランジスタ(技術的にはアロイ以降)でシリコントランジスタの標準であったプレーナー型の2SC372,2SC735,2SC460(これは日立のエピタキシャルでしたっけ?)を主に使用してラジオ受信機を製作する事になる小中学生の頃のお話。

 それにしても僅か75年の歴史とは驚く限りで私より年上だが意外と若い(歴史が浅い)トランジスタでありました(異論はあるとは思いますが)。