aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

名は体を表わさない(場合もある:)

 実は前々から気になっていたというか不思議というかタイトルにも関連するが

世の中その言葉を普及させる為の意図から名は体を表わさない(正確には表していなくても言葉が普及すれば良い)ものが少なからずあるのでは。

 との印象(つまりは個人の見方)を持つものに:

空飛ぶクルマ

 というものがある。ははぁと思われる方もいらっしゃるかもしれないし、そうでない方も少なくないのだろうけれど先程調べたら私が上記言葉の定義を誤って認識していたと知るに至る(おそまつ)。監督官庁の資料によると(令和3年3月と古いが):

https://www.mlit.go.jp/common/001400794.pdf

空飛ぶクルマ(国交省令和三年弥生資料)

 で発展途上の技術につきものだが明確な定義は無いらしい。あまり引用したくないがWikipeidaから引用するに(令和五年如月十八日時点):

ja.wikipedia.org

空飛ぶクルマ(そらとぶクルマ、: Flying car)[1]は、少人数の定員で自動車のように日常的に利用ができる、空中を移動可能な乗り物のこと。陸上での自走が可能かは問わない。特に交通手段としては、空飛ぶタクシーとも呼称される。

身近な空飛ぶ乗り物という概念は古くからSF作品未来予想図に登場しており、20世紀初頭以来、種々の飛行技術を利用して多数のプロトタイプが製造されてきた。2010年代以降もドローンの登場やAI技術の発展、スマートフォンの普及[注釈 1]を背景として継続して開発が続けられており、近未来の実用化が予想される次世代の交通手段として注目を集めている。このタイプの空飛ぶクルマはeVTOLと呼称されている。

eVTOLが実用化され社会に広く普及すれば、生活の様々な場面に影響を与えることから、各国の企業・政府が開発と利用・規制のルールづくりに鎬を削っている。

安全に飛行できる機体の開発、操縦者の免許や運行事業者への許認可の制度設計、飛行してよい空域・高度の設定、離着陸場所の確保およびこれらの国際的調整が課題となる[3]

当然のことながら空を飛ぶ時点でクルマではなく航空機であり、工学上でも現行の法制度上でも航空機として扱われる。「空飛ぶクルマ」を管轄する法律は航空法であり[4]道路交通法道路運送車両法ではない。そのため「空飛ぶクルマ」という表現は厳密には誤りであり、あくまでも一般の旅客機などと比べて簡便に利用できることを強調するために「クルマ」と表現しているに過ぎない。

 着目すべきは最後のパラグラフで

そのため「空飛ぶクルマ」という表現は厳密には誤りであり、あくまでも一般の旅客機などと比べて簡便に利用できることを強調するために「クルマ」と表現しているに過ぎない。

 ああこれでスッキリした。クルマ(カタカナ表記にした理由も何となく想像:)は例えであって航空機に分類される空中移動可能な乗り物を指すのだなと。加えて地上移動出来なくてもクルマらしいし、VTO/STOである必要も無いからオートジャイロも含まれるし、電動グライダーも含まれる。繰り返しになるが技術黎明期にはこのような名は体を表わさない言葉も多々生まれ(Web2.0笑とか?:)自然淘汰されるのが世の常であり、無知無学なおっさんがどうちゃら言うでも無い(言ってるけど:)。

 話のオチはこれでおしまいなのだけど監督官庁さんの想定イメージとしての図から:

https://jidounten-lab.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/k1-1.jpg

 官庁さん(に限らず)PDFとパワポがお好きなのでこれによると少なくとも我が国の監督官庁の法解釈ではれっきとした航空機に分類され少なくとも車ではない(クルマか否かは別にして:)。ここからは私の好み・嗜好を垂れ流すだけなので読み飛ばして頂けると有り難いのですが:

どうして空飛ぶクルマって不細工で醜くて不完全(未成熟)な技術(発展途上の技術とはそういうものだが)の癖に何か凄そうな技術だぞぉと吹かしまくるのだろう(素朴な疑問)。。。

 というのがタイトルに反映させた私個人の嗜好による上記の評価だったりする訳で。主観的・情緒的語彙で表現するならば、気持ち悪い、格好悪い、変人の趣味に詐欺師含めた業界関係者と利権監督官庁様とその応援団たる業界団体さん(個人的な意見の露呈に過ぎません。不快に思われる方は無視頂けると幸いです:)が何とか盛り上げて利権回収出来るレベルに迄持ち上げたいとの意図を強く感じる訳であります。ここまで書くとこれって電池車教徒の活動パタンと同じだよね〜と普通に想達するし、プレイヤーもほぼ同じだし、地球環境どうちゃら教が背後いおわしまして、日本語訳国際連合と誤訳されている連合国機関が支援しているという構図(相当陰謀論入ってます:)。

うん、やっぱ電池車ブームと同じ構図と認定してしまおう。

同様の理由で何度も失敗・挫折し、従来技術(ヘリコプタ等)を凌駕する技術に成長する可能性はそう高くは無い気がしている(要素技術次第だが)。

 本技術も電池車同様に(乱暴に言えば電池車が電池飛行機モドキになっただけなので技術課題の共通性も少なくない印象で(個人の勝手な意見です:):

・電池技術の進歩(エネルギー密度、安全性、充放電サイクル、価格、インフラ)

・モータ技術(出力、エネルギー効率、信頼性、安全性)

・制御、航法、誘導技術(2Dと3Dの違いはあれど)

 なのかなぁとど素人妄想したりする。

 そろそろ纏めになるが、電池車と電池飛行体(空飛ぶクルマ(嘘):)とは、そもそも従来技術を革新するイノベーション足り得るかと言う点と、従来技術をリプレース(或いは追加)するに至るだけの構成要件を満たし得る技術か?となるのだろう。航空機にせよ自動車にせよ100年以上の技術の積み上げで実用化・普及してきたのだから上記についてもそれを成し遂げられると良いですね(某)。

以上