aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

メディア様と学者と専門家(自称含む:)

 どういう訳かメディア様という分野の方は取材なりインタビュー対象とする専門家に偏りがある様で(これは今に始まった事ではなく、戦後80年近い偏向(アンバランス)の歴史でもある。

www.nikkei.com この小泉悠氏は学者さんである。取材内容はウクライナ戦争であるのに何故、戦争の専門家に取材しないのかと疑問を感じるのは私だけだろうか。この小泉悠氏の著書を数冊読んだだけだが格別戦争にも軍事技術にも世界戦略に所謂軍事専門家というかプロの軍事専門家(例えばルトワック)とは全く視点が異なるのは当然とも言える。○○を可視化などとリアル戦争が1年続いて何十万もの犠牲者(民間人含む)が出ている状況をその言葉では軽すぎるのではと思うのは一般人のオジサンたる私だけだろうか。一言で言えば:

典型的な学者目線の評論家気取り(厳しい表現かもしれないが)なのだ。

 そりゃ80年近くも現実の戦争から浮かんで回避してきた(それはそれで国策の成果とも言えるが)平和ボケ国家の国民としては普通なのかもしれないが、ここはルトワック並とは言わぬが少なくとも信頼できる言動の自衛官(現役が無理ならばジジイでない程度の退役自衛官:)にも取材しないとバランスを欠く、というか現実感を欠く、日本のメディア様によく見られる記事になっているのでは無いかと懸念を抱く次第です(別段軍事雑誌レベルの内容を期待している訳ではない)。

 学者さんや一部自称も含む専門家さんがおっしゃるまでもなく今回のウクライナ戦争は

 狐が発情し、狐が継続し、狐が更に発情(欲情か:下品な言葉ですみません:)したのが原因であり、戦争を終わらせるには狐を終了(言語的でも心理的でも物理的でも政治的でも:)させればそれで済む話なのに何故か学者さんやメディア様と一部の狐ファンクラブさん達は見当違いか話題逸しか情報操作等の影響力工作に忙しい(怒)。

 と感じるのは私だけだろうか。まあ、先の小泉悠さんは最もマシな学者さんの部類なので専門家と比較するのは酷かもしれないが。おそらくベトナム戦争でも、湾岸戦争でも日本人の学者さんや専門家(自称含む)はプロの軍事専門家(OBと言っても良いかもしない)とは本質的に異なる見識を持つのかなぁと見当違いの妄想を持ったりする。

個人的には学者さんや自称専門家の個人的意見を垂れ流しても、2025〜2027年に可視化(小泉悠氏の表現を借りるならば:)されうる台湾有事に我が国として適切に対処出来るか不安になる(まあ、実働・実践は本当のプロが行うから外野の学者さんやOBさんは関係無いのだけどね:)。

 今は黙々と状況に対処されているプロの方々に頼るしか無い(学者さんや自称専門家さんではなく:)。まあ、武漢肺炎騒動と同じでメディアに出てくる人は現場と無関係な暇人で現場の人達は職務に忙殺されてメディアに出る暇無いから今回もその構図と捉えておくべきなのかもしれない。それでもド素人或いは電波野郎(女性含む:)のトンデモよりは数百倍マシだが(山猫おばちゃんとか:)。。。

20230225 19:11追記:このお方、メディアの取材に答えておられる(有名人ですからねぇ)が:

news.yahoo.co.jp

 後知恵で申し訳ないが、この方含めて自称も含めて専門家さんが最初にやるべき事は:

自分らの予測が大ハズレであった事を謝罪してから、後知恵の釈明

 をすべきなのでは。まあ、メディア様は鶏頭だから水洗トイレの如く流してしまえばおしまいと読者や視聴者を馬鹿にしているのかもしれませんが、1年前のウクライナ戦争勃発で

旧ソ連・ロシア専門家さんの信用はおしまい

 と多くの聴衆は認識したのではあるまいか。その点では湾岸戦争勃発当時のNHKの解説委員さんや江畑健介さんが存命でらした頃の専門家は今の如き軽薄学者さん(失礼)とは異なる慎重さがあったように思うのは過去の美化に過ぎないのだろうか?