aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

長老の諫言

 日経にしては珍しい記事。どこまで真相に近いのか・そうでないのかは不明(支那共産党奥の院の事故)だが、支那プーと言えども、長老の言葉は聞かねばならず、それに反抗したというプーさんの毎度の逆ギレ:

www.nikkei.com

 以下記事から引用:

折しも、中国経済は、「改革・開放」政策が本格化して以来、見たこともない未曽有の後退局面にある。恒大集団の苦境といった不動産不況が象徴的だ。若年層の失業率は、この夏から公表できないほどに悪化している。

中国軍は7月、明らかになった核・ミサイルを運用するロケット軍の司令官らの一斉失脚で混乱している。強硬な「戦狼(せんろう)外交」を主導してきた中国外務省でも大問題が起き、その余波が続いている。トップだった秦剛が理由不明のまま解任され、組織内に疑心暗鬼がなお広がっているのだ。

過去、中国共産党を支えてきた長老集団が、現状を心配するのは無理もない。「このまま政治、経済、そして社会の混乱が長引き、何ら有効な策も取れないなら、一般民衆の心が党から離れ、我々の統治そのものが危うくなりかねない」。そう真面目に思い始めたのである。

「これ以上、混乱させてはいけない」。長老の代表者は、習を前にして、従来にない強い口調の諫言を口にした。指摘された問題は、世界が注目する中国経済の低迷ばかりではない。政治、社会全般を含む広範な雰囲気である。

諫言の先頭に立ったのは、元国家副主席で江沢民の最側近だった曽慶紅だ。無名だった習が一気にトップになる道を開く上で、最も重要な役割を果たした曽慶紅も既に84歳になっている。

それでも、共産党の組織内に現在も陰に陽ににらみを利かせる実力者であることは変わらない。師事した江沢民が死去した今、長老を中心に幅広い人脈を持つ曽慶紅の役割は、逆に大きくなったという見方さえある。

世界に既に影響を及ぼし始めた問題は、まさにここから始まった。長老らから予想外の厳しい諫言を受けた習の内心が穏やかなはずはない。トップは別の場で怒りを爆発させた。それは、自ら引き上げた側近集団らの前だった。異様なその場面のほんの一端が、漏れ伝わってきている。

「不景気は鄧·江·胡三代の失敗」と激怒

「(鄧小平、江沢民胡錦濤という)過去三代が残した問題が、全て(自分に)のしかかってくる。(その処理のため、就任してから)10年も頑張ってきた。だが問題は片付かない。これは、私のせいだというのか?」

習は言外に「長老らが指摘した『混乱』は、過去三代による『負の遺産』のせいであり、ツケである。自らの責任ではない」と言いたかったのだ。この発言は、過去三代の共産党トップに抜てきされた長老らに対する形を変えた反論でもあった。

もう少し習発言の行間を読むなら「今も残る大問題を一つ一つ解決するのが、自分が登用してやったおまえたちの第一の仕事であり、責任でもある」という心の叫びが聞こえてくる。その叱咤激励には、強い怒りが含まれている。

習の不機嫌な様子を目の当たりにした側近らは震え上がった。なかでも、責任を感じたのは、共産党内序列2位である首相、李強だ。世界経済の足を引っ張りそうな大問題が次々と明らかになっている中国経済。それを仕切る司令塔、実務担当者は、李強その人なのだから。

中国経済が著しい不調に陥った原因のひとつは、対外関係の異常な悪化である。貿易が振るわず、対中投資も激減している。米国、欧州、日本など西側自由主義国家群との抜き差しならない不和は、中国の庶民の暮らしにも思った以上の打撃を与えた。

 公知の情報と整合が取れるような記載ではあるが、この情報が外に漏れるのであれば、それはその勢力(残っているのか?)の意図であるから少なくとも投稿者が妄想癖の朝日新聞レベルの取材しないドリーム記者でないのであれば(これも検証方法が無い、エビデンスが無いから)そういった事もあるのかもしれない、としか外野のど素人からは言えない。

 国家の危機に無理無策で状況を悪化させている責任者である自分を長老が責めると自分の事は差し置いてブチ切れるのは権威主義国家の独裁者のテンプレートであろう。

 この記事が実態に近いのであればね。少なくとも外的事象との相関はある(因果律は不明)ので日経にしては一読に値する記事と思います。