aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

パワポのスライドと箇条書きが人間を駄目にする

 これは参考になる記事(主観)。パワポがうんちゃらかんちゃらと言うよりかは技術的・論理的内容を顧客に報告する際に押さえておきたいポイントとも言えそう。Qiitaの記事:

qiita.com

 ちと長いのでワタシ的にポイントとなるパラグラフを引用させて頂くに:

それでは、どうすればよいのか?

感情的なイメージやビジュアルデザインを使うなど、うまくできたスライドは聴衆を巻き込むことができます。そもそもそのためのツールなのです。なので、何かを一方的に売りたいときには便利なツールとなるでしょう。

しかし、分析や調査結果を他の人に伝える、または共有する場合には、前提や仮説、そこに至る背景、結論を得るための実験、調査、思考などの根拠を明確に説明しなくてはいけません。しかし、スライドはこうしたことを助けるどころか、逆にぶち壊してしまうのです。

そこでみなさんに推奨したいのは、真剣なプレゼンテーションをするときには、パワーポイントのスライドを使うのではなく、文章、数字、チャート、内容を説明するために必要な最低限のイメージが入ったレポートを作り、それを紙に印刷し聴衆に前もって配るのがいいでしょう。しっかりとした文章として書かれたものを読むことによって、聴衆は背景や前提、そこにあるストーリー、そして主張の根拠をより明確に理解できるようになります。

心配しないで下さい。詳細を書いたからと言って読むのが難しくなるということはありません。詳細をしっかりと書けば、そこに書かれている主張をより明確にし、読む人の理解を助けることになるだけです。

そもそも、多くの人がプレゼンテーションで本来行おうとしているのは教えるということです。

まく教えるためには、うまく説明されているか、論理的か、明確か、しっかりと質問できているか、何を教えているのかはっきりしているか、その根拠は何か、そして威張った権威ではなく信頼されるという意味での権威がそこにあるか、こうしたことが全て重要となります。しかし、階層的なスライド構成によるプレゼンテーションはこれとは全く逆を行くものなのです。

人々はパワーポイントのスライドに入っているよりも遥かに多くの情報を見ることも、読むことも、そして考えることもできるし、実際に普段行っているのです。にもかかわらず、パワーポイントによるプレゼンテーションによってあちこちのスライドに散らばった小さく細切れにされた情報を見せられているのです。

レポートを書く人は本物のレポートを書くべきです。読む人が真剣な人だと想定し、その人達に説明をするかのように書くべきです。パワーポイントのテンプレートを埋めていくようなスライド作りは怠け者の作業で、それは浅はかなものです。(引用おわり)

 全くその通りでございます(平伏)。乏しい経験上、クライアントへの報告が不調・失敗する要因はこれらに述べられた事柄を当人(私)が適切に行えていなかった事に起因する場合が大半でありました。

 Qiitaさんもたまには良い記事(それもコンピュータ・サイエンス以外で)を書いてくれます:)