セラミックフィルタ

 先のAD9851DDSに刺激されてか大昔のSANYOラジオ用ICのLA1600で他励型の構成が出来ないものかと調べつつ455Khzのセラフィルでパスバンドの狭い出来ればSSB用のものはないものかと中学生ラジオ少年(今時そんな人種は私の如き「元ラジオ少年」か「偽装ラジオ少年(少女かもしれないが)」ぐらいのものなのだろう。ネットではスーパーヘテロダインが(新技術の如く)紹介される有様だからアナログラジオはとっくの昔にロストテクノロジー化してしまっているのだろうか。AMラジオ局停波の可能性が高まる一方でAMラジオ用の部品を買い漁るのは酔狂過ぎるが大きなお友達は先刻ご承知の「短波ラジオ」に使えそうな部品を集めようとしている訳である。秋葉原にも久しく行ってないが随分前にリアル店舗から撤退した?鈴商のWebサイトを発見(失礼)したので村田のセラミックフィルタを数点注文する。今時代引きか銀行振込だけというのも驚きだが休み空けに会社の休み時間に忘れずに振込を行う予定。中学二年生の頃に作った最初で最後の「通信型受信機:実態は高1中2相当のFET/トランジスタ短波ラジオ」は初歩のラジオのJA1QGVだったかの方の記事をBFO部だけJA1AYOのバリキャップ発振の安価な(水晶を使わない)BFOに置き換えて製作した記憶があるがそれ以来だろうか。貧乏田舎学生の教養学部で夏休み使って7.8Mhzのクリスタルフィルタをサトームセンで通販で購入して10.595/615/635Mhzx4逓倍VXOで50MhzSSBハンディトランシーバーを製作したのは懐かしい思い出。今回はAD9851DDSの実験が主目的でAD9850DDS+Arduinoは動作確認済だからそれをAD9851DDSに置き代え出来れば理論上は70Mhz迄の局部発振器のシングル或いはダブルスーパを構成可能な筈で前述のセラミックフィルタは455Khz中間周波(第一或いは第二)を構成するキーデバイスと想定している。出来れば傑作ICのLA1600でシングルあるいはダブルスーパの第二中間周波を構成したいのだが他励発振(DDSをVFOにしたいので)とBFOの構成方法の情報が入手出来ていないのでAM専用にしてしまうかもしれない。実はLA1600ラジオ基板の部品セットは入手済でどこかに転がっているのだがフィルタが不明というかAM用の緩い特性故学生時代の欲が出た次第。もっとも今更アナログラジオ工作に費やすエネルギーも視力も心許ないので部品買っただけに終わる可能性は極めて高いのだが。昨今だと能動型DBMはNE612が小型安価高性能で使いやすそうでIFアンプに手頃な今風のICが入手出来れば復調回路は同じNE612かもっと低性能のDBMで良いしBFOはLTCのオシレータでもAD9850DDSでも高性能高精度発振器で制御も簡単(マイコンとの親和性も良い)のが色々あるので昔に比べて部品入手に難(特にバリコンとコイルとフィルタ)はあるものの楽にそこそこの「受信機」が出来そうな気がしないでもない。もっとも21世紀のご時世で地味に電話ごっこを傍聴する暇も気力も持ち合わせてはいないので(私にとってのラジオは作る為の道具であって聴く為のものでは無い)やっぱ机上の空論に終わる予感がしている。

20201004追記:中2の頃に作った短波ラジオの構成を思い出したので(懐かしさ故)記しておく。

RF(3SK22)-MIX(3SK22)-IF(2SK19)-MF(MFH40K)-IF(2SC460)-MF(MFH40K)

-IF(2SC460)-DET(1N60x4)-BFO(2SC372x2+varicap)-AF(uPC20C)

OSC(2SK19)

 1975年頃なのでdual gateでもJ-FETでMOS-FETが登場する前の時代。東芝のFETばかりなのは著者の好みかもしれないが地方(福岡)でも入手可能な部品で構成されていたので助かった(通販使うようになったのは高校から)。バリコンは430PF三連のアルプスのエアバリコンでバンドスプレッドは中1の頃に製作した 0−v−2用のタイトバリコンの羽をむしって使用した。コイルはトリオのS-B(RF付)で受信帯域は3〜10Mhzで3.5,7Mhzのアマチュアバンドと9Mhzの短波放送は良く聞こえた(中2の作品にしては)と思っている。ケースはアイデアルのクリーム色でカバーが焦げ茶のオーディオ用のケースをバリコン周りを補強して使用。45年昔の事だけど不思議と覚えているもんで。その後これを親機にして21Mhz、50Mhzのクリコン作って50Mhzのクリコンは後に製作する50Mhz SSBトランシーバーを製作した際に役立った。当時は初歩のラジオラジオの製作が私にとってのバイブルで大学生になる迄トランジスタ技術の存在を知らなかった(流石にCQ誌は知っていた。あまり買わなかったけど)事を大学時代の友達に驚かれた事がある。若い頃の事は良く覚えているというが当時中2のラジオ少年にとっては貴重な経験だったんだろうな(しみじみ)。