奇を衒い過ぎのタイトルかもしれないが2022年(去年)に発生した英空軍のRC−135WをロシアのSu-27がAAM2発(内1発は目標を外れ、2発目は発射出来ずランチャーから脱落?した)を発射するが、目標を外れたか発射出来ずにRC−135Wは無事であったという事案。当時の変態と狐は穏便に済ませた模様。これを大国の矜持とか第三次世界大戦を防ぐ為の判断とか評価視点は色々あろうがクンクンランドはそれが不満だった様で(多分、ウクライナは当然として、他NATO諸国も意見が分かれそうな事案)。一般紙ではぼやっとして偵察機の機種も記した記事が少なかったが、BardさんはRC−135Wであると教えてくれた。こういった事柄は専門家の情報を参照すべきで、いつのまにかタブから消えていた専門家翻訳サイトのリンク:
aviation-space-business.blogspot.com
以下上記記事より引用:
一般的に、ロシアのパイロットは国際空域でNATOや同盟国の航空機を攻撃的に迎撃することで知られている。特に国防総省は、ロシアのパイロットがプロ意識に欠けるとして非難するが、このような迎撃のうち、本当に無謀なものがどれだけなのかでは議論の余地がある。
しかし、9月29日のRC-135とSu-27の遭遇の場合、結果はもっともっと悪くなっていた可能性があったことは間違いない。さまざまな安全策が、引き金をひきやすいパイロットやパニックに陥ったパイロットによって、本質的に上書きされてしまったのだ。結局のところ、国際空域に存在するはずの交戦規則で、このような事態は起こらないはずだった。通常であれば、パイロットが発砲したものが本物の脅威であるか、敵対的な意図を示すものであることを示すために、目視による確認が必要とされるはずだが、今回はそのどちらもなかった。また、何が起こっているかを確認するために、GCIステーションとのさらなる確認が必要だったはずだ。(中略)
ミサイルは標的に到達しなかったが、英国とロシアの両国防省は、エスカレートを避けるため、"技術的な故障"というストーリーを押し通した。
これは理想的な状況とは言い難い。特に、黒海上空では非常に定期的に監視飛行が行われており、ウクライナ戦争の結果、ロシアと西側諸国との間に緊張が高まっている背景がある。冷戦時代には、偵察機がソ連戦闘機と交戦した例が数多くある。その時代とは比較にならないが、9月29日の事件に関する最新の疑惑は、この種の空中戦に関わる高いリスクと、各方面における冷静な判断の必要性について、教訓を与えてくれる。■
冷戦時代には共産圏(今で言う権威主義国家)を戦略偵察する機体がソ連や中共のミサイルや戦闘機に撃墜される事案が少なからずあった。穏便に済ませたかった英国で犠牲があったかは知らぬが、少なくとも米国はU-2をソ連領空で撃墜されている。
冷戦時に血の代償を払った米国としては変態大英帝国の1年前の対処に不満が有るのは否めない。。。