跋扈する気はないけれど(してますよね:)例のクラウドストライク+Windowsによるブルースクリーン世界制覇(無論、皮肉ですよ、今更ではあるが)の件:
この記事によるとマカフィーに居た人が作った会社らしいから、というかそもそもこの手の主記憶常駐型監視系のソフトウェアは安定性を損なう場面が少なくない印象(マカフィーってよくトラブルの元になっていた記憶が・・・)で、それを使わないと昨今のマルウェア系には対応出来ないらしいという厳しい現実。
実は個人的に驚いているのは基幹システムにWindowsを使っている企業様がいるんだぁ〜というもう一つの事実。もっともブルームバーグであれBBCであれ、記者の情報力の範疇でのアピール?だから、それによると:
・航空会社の運行情報、運営システム
・金融業界のトレーディングシステム
・鉄道業界の一部
・銀行システムの一部
がブルームバーグやBBCの記者さんの世界的なシステム障害:)の定義らしい。ふ〜ん、だったらそれ以外の社会システム(ライフライン系とか、インターネットとか通信インフラとかより具体的には携帯電話通信網とか・・・etc,etc)は世界的なシステム障害の対象外だったのだろう(無論、皮肉ですよ、Windowsしか知らないおバカメディア様への:)。情報が正確かどうかは分からないが上記影響対象からするに、
・ミッションクリティカルな”大規模システム障害”
・停止すると人命に影響が出る”大規模システム障害”
・停止すると個人・企業の財産に影響が出る”大規模システム”
は察するに少なかったらしい(どうしてなんでしょうね?)。こういう嫌らしい言い回しをするのは本意ではない(まあ、本意なのだが)のだが、結局の処、
Windowsって社会インフラやミッションクリティカルな人命や資産に影響を与えうるシステムには使っちゃいけないんだなぁ〜(反芻)。。。
と再認識(過去の事例を振り返るに)させられたのでありました。ではそれらは何で動作しているかと言えば(当方の無知の為、不正確や勘違いしている可能性もあります):
・専業メーカ独自或いは業界標準的なソース開示型のシステム(ユーザがトラブル時に対策を打てる様、品質を担保出来る様)・・・多くの組み込みシステム(軍事含む)がこれ
・専業メーカがサポートする或いは自社内でサポート体制が構築出来うるOSSなソース開示型のシステム(ユーザがトラブル時に対策を(以下同様))・・・多くのネットワーク、インターネット系(軍事用含む)がこれ
・嘗てのメインフレーマーさんの独自OS・システムをメーカさんが丸抱えで生涯サポートしているシステム(ユーザに代わってメーカが生涯サポートする体制、昔のメインフレーム系分化ですな)・・・日本含めた多くの金融機関(特にメガバンク)のホストコンピュータ(古いが現実、特に勘定系)の多くがこれ、そりゃWindowsサーバベースも存在するが、国内では少数派の筈
とこうして書いていくと伝わるかもしれないが(当方の偏見、思い違いの可能性もあります)根本的には
品質に対する考え方の違いではないかと勝手に見做している。勝手に見做しているのは各国政府かもしれないし、当業者(当然、軍事含む)かもしれないし、ベンダ丸抱えでその呪縛から逃れられない一部のメガバンクさん(どことは言ってませんよ)も含まれるのかもしれない。
今後を予想するに過去のトラブルがそうであった様に1ヶ月にはそれば無かった様に忘れ去られ、再発したら(例えばOffice365が何かヤバそう・・・)付け焼き刃で結局何もしない(出来ない)・・・の繰り返しループではなかろうかと邪推している。
まあ、そういう訳だからそういうベンダの製品を採用する事に慎重或いは否定的な業界も存在するのでしょうね(オブラートに包みつつ:)。。。
20240722 05:00追記:野暮な事を言う様だが、本件はベンダのデバイスドライバ(csagent.sys)のバグによるものであって、所謂システム障害では無く、単なる3rdパーティドライバのバグである(ディスプレイドライバ等でよくある類の)。なのでメディア様の報道は技術的には間違いでしょうね。sysファイルのバグがシステム障害なら世界中で毎日システム障害が(OS問わず)発生している事になる。笑えない話ではあるが:
ユーザの配布前にテストしたか・・・についてはそのままそのユーザにその言葉をお返ししたい・・・重要な修正に自分らのシステムでIT部門はテストをする筈なのだが・・・筈ですよね?・・・そういう基本的な義務もベンダに丸投げなのだろうか? これじゃぁ今後もメディア様の言うところの”システム障害”とやらは日常的に再発する予感がする。これをユーザ部門のリテラシとスキルの○○と批評をするのは易しいが果たしてそうなのか? ベンダ側の情報開示に問題は無いのか・・・とベンダ不信説が出るのも上記背景含めて反芻する価値はあるのでは(嫌味ですが)。
20240723 04:12追記:クラウドストライク社からの続報。MSと違い可能な範囲で事象の説明を試みている模様。平易な言葉だから291がどうちゃらはともかく、運が悪かったユーザがわずか850万台あっただけ(数値はMSの推定)らしい:)
死者に鞭打つ気はないけれど(ありありなのだが:)これが月なり木星なりの宇宙空間だったり、航空機や船舶や原子力潜水艦のシステムだったりした場合には決死隊がMS謹製のUSBメモリーでReboot!!!の呪文を唱えて殉職されるのだろうか・・・皮肉が過ぎるのかもしれないが、
世の中適材適所という言葉がある様にMS製品(3rdParty含む)はそういう用途が好ましい・・・という事の様で(反芻)。
MS-DOSの時代含めて、20年以上の歴史のあるMS-WindowsはNT時代から基本設計は進化するどころかモラトリアムどころか退化している(64ビットCPUとIntel様の強力なアーキテクチャとパフォーマンスを手にしておきながら・・・である)と朝日新聞ばりの馬鹿の一つ覚えの批判しか思いつかない私は思考停止な脳死状態老人なのだろうか・・・うんにゃ、それはMSとそのエコシステムを成す輩にこそ相応しい(正気に戻ろう:)。。。
AIがうんちゃらかんちゃら(それも他人の褌:失礼:で)抜かす暇があるならば間借りなりにもマルチレベルリング保護機能のあるIntel64のアーキテクチャをセキュリティでもリモートエージェント(そういえばIntelが宣伝してた様な、YouTubeの広告で見たぞ!)でも組み込まれては如何だろうか? ああ、そういう技術が無いから(ExcelやTeamsのしょ〜もない改悪しか出来ない会社なので:)こんな事を繰り返しているのでしょうね(納得)。