aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

XB-1

 Aviationwireの記事。親父ギャグですがXB-1とはAMSA(今のB-1)の試作型ではなく、民間ベンチャでJALも出資しているBoom Supersonic(嘗てはBoomer Technologyだったような?)社のJ85×3発の試作機。記憶違いで無ければGEも参加(J85はコモディティ化されているエンジンだからそうではなく、GEが新規に開発中の民間SST向けエンジン)している筈。もっともBoomはリスクを取れる余裕は無い様で? X-59の如くF414クラスのエンジンに収まるのかGEの新エンジンのモルモットになるのか・・・情報が古い・不正確かもしれません、すみません:

www.aviationwire.jp

以下引用:

ユナイテッド航空など確定発注

 実証機のXB-1は2人乗りで、主翼の形状はデルタ翼を採用し、エンジンは既存のGE製J85-15が3基。アフターバーナーを使ってマッハ2.2(時速換算2335キロ)の実現を目指す。ブームは、XB-1で超音速飛行の技術を検証し、同社初の超音速旅客機であるオーバーチュアの開発につなげる。英仏が共同開発した「コンコルド」は2003年11月26日のフライトを最後に退役しており、オーバーチュアが計画通り2029年に就航すると、四半世紀ぶりの超音速機による旅客便の復活となる。

ユナイテッド航空のOvertureのイメージイラスト(Boom提供)

 オーバーチュア初の確定発注は、ユナイテッド航空(UAL/UA)から2021年6月3日に15機を獲得し、アメリカン航空AAL/AA)も最大20機の発注で、追加40機分のオプション付きの契約を結んでいる。JALは2017年12月にブームと提携して1000万ドル(当時の円換算で約11億2500万円)を出資し、将来の優先発注権を20機分確保している。

 オーバーチュアの現時点での仕様は、巡航速度が洋上で超音速のマッハ1.7、陸上で亜音速機のマッハ0.94、ペイロード航続距離は4250海里(7871キロ)を計画。エンジンは4基で、アフターバーナーを使わずに現在の民間航空機の2倍となる速度を実現し、マイアミからロンドンまで5時間弱、ロサンゼルスからホノルルまで3時間で結ぶ。

関連リンク
Boom Supersonic

引用おわり。

 UNITED塗装の量産機(開発中)のイメージイラストが実現するかどうかは今後の開発(個人的にはGEの新エンジン(ならば)でスーパークルーズというのが大変に興味深い。まあアメリカの企業だからJALが出資していようがUSAの航空会社優先なのは民主党でも共和党でも変わりは無かろう。

 更に言えばX-59の技術をフィードバックするのかも気になる。。。