ブルームバーグの記事。プロセス屋の努め(特にLegacy半導体含む国防産業向け)にAIもイノベージョンも必須ではない(厳しい表現だがチップを国防向けに安定供給し続けてくれれば良い:TIの如く)からDoDはintelに信頼を置いているのだろう(か|ねぇ)。そういう意味では不安定なAMDやM&Aでどこに進むか解らない(分かりにくい)Microchip(結構防衛主体のFPGA/ChipメーカをM&Aしてる)や今や欧州資本配下のFreescale(NXP配下)よりは信頼が置けるのだろう。GaNやディスクリートやLegacy半導体はTIに委ね、マイクロプロセサやSoCはintelにという構図だろうか。
ただintelって防衛産業向けのチップは供給している筈だがミリタリースペック対応状況が良く解らない(当方の無知故です:)ので嘗てのAMCCやフリスケの如き航空宇宙グレード(当然クロック・性能は民需より下がる)を供給出来る技術力を有するのかは不明。まあ軍事用は青天井で歩留まり度外視だから半導体メーカにとっては美味しい顧客なのでしょう。それは歴史が証明している。
ああそれともintelのチップはサイトで守られたサーバーセンタ用の高性能プロセサ・SoC向けだとすれば現状のモデルを変えなくても済むのかもしれない。正直intelは組込み分野は不得意(デザインセンスが無い、チップ性能にも問題が・・・の印象が)だからデカくて高性能なCPU/GPU/NPU/DSPをデータセンタなり拠点で供給するか環境管理されたCOD系のアビオニクス(ミサイル誘導装置とか)のモジュールに使うとか?すみませんド素人の妄想に過ぎません:)
一昔前は(今でも?)Power系が航空宇宙機器のアビオニクス採用事例が多い様な印象だが、最近はコア性能も向上したARM系SoCが採用されている(のでしょう、きっと)。車載用に普通に搭載されているのでARMのライセンスも持ってるし親方星条旗の半導体サプライヤーには適任でありましょう。
もっとも現在のコンシューマ主体のintelのビジネスモデルからの転換(或いは分社化)を強いられる気もするので単純には行かないのかもしれないが、そんな事言ってられる状況でも無さそうなので・・・Altera、Mobileeye等金になりそうな系列企業売却の話が既に出ている・・・いつものintelさんのリストラパタン・・・プロセス以外の外様から切り売りするパタン が繰り返されるのだろう。
何かBoeingと同様に独占企業って同じ失敗を何度繰り返しても倒産しないから繰り返してしまう愚の達人(無論、皮肉ですよ)なのはご本人達も分かっているの(だろう|かなぁ)。まあ、日本からは言われたくないと一蹴されるだろうけど(反論できませぬ)。
20240917 23:11追記:日経の記事によるとファウンドリビジネスは子会社化(分社ではあるが売却ではない点に注意。そりゃ補助金もらって売却は無いわな:)するらしい。
こちらはiTmediaの記事。AWSがintelにAIチップの生産を委託するらしい。
AWSはGoogleと異なりARMコアだった様な・・・なので(いや今のintelならどこのコアでも)Amazonはintelに大げさに言えば恩を売った事になる。これが吉と出るか凶と出るか・・・個人的にはどんな手段でも良いからおバカAlexaから賢い(LLM並の)Alexaに変貌する技術を(ハードでもソフトでもクラウドでも何でも)期待。