aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

巨大な警鐘

 アラスカ航空のB737MAXの記事が続くがMCASの事故に始まり、他のプロジェクトの遅延多々等、Boeing社の未来を憂う者(いかにも偽善者:特にメディア様と評論家:が言いそうな事で片腹痛いが)として刮目せざるを得ない。下記BBCの記事は腐っても変態大英帝国だけあってかよく纏められている:

www.bbc.com

 敢えて指摘するならばボーイングにとって深刻な問題ではなく更に深刻な問題(まあ、過去には倒産寸前の時代も度々:これは航空機メーカとしてはロッキード等他社含めリスクの高い業界であった(ある))と申すのは私個人の考え(あはは)でもあるが、同様のお考えの方は少なくないのではなかろうか。上記記事から引用:

ボーイングの元シニア・マネージャーのエド・ピアソンさんは、2件の墜落事故が発生する前に737MAXの製造ラインにおける問題について警告を発していた。彼は現在、航空機の記録を精査している「航空安全財団」の代表を務めている。

彼はボーイングの工場は状況が改善されておらず、FAAは同社の責任を問うことができていないと主張した。

「これは巨大な警鐘だ」

「このように明らかな事故が起き、深刻な問題があるとボーイングが認めざるを得なくなるのは大きな幸運かもしれない」

ボーイングはこれまで一貫して、そのような問題の存在を否定してきた。

同社はFAAが運航停止を命じた後に声明を発表。「安全は当社の最優先事項であり、今回の事態が当社の顧客とその乗客に与えた影響について深く残念に思っている。私たちは、影響を受けた航空機と同じ構成を持つ737-9型機の即時検査を義務付けたFAAの決定に同意し、これを全面的に支持する」とした。

ボーイングは航空機納入までの顧客の待ち時間を短縮し、受注残を減らすため、737MAXの生産を増強している。

その主力機がこのような事態に見舞われた今回の事故は、これ以上ない悪いタイミングで起きたといえるだろう。

 この記事の通りであるならば、相当に深刻な状況だし、確か政府から監査役かなにかを受け入れていた筈なのに体質に変化が見られないのであれば・・・まあクンクン野郎は選挙でそれどころでhないか、航空機会社の社員数からして票は欲しいからねぇ。。。

 不吉な予言かもしれないが二度ある事は三度ある。それはB737MAXかもしれないし、他のBoeing機(B777Xとか、B787-10とか?)かもしれない。個人的にはB737MAXの一連の事故と対応の経過でFAAの形式証明の権威が失墜しかけている印象を受ける(それに受からなかったのがMRJだったりするのだが(涙))。