RapdusさんがAMDやAppleでプロセサやSoCのアーキテクトとして活躍中の著名人(らしい)を同社のEdge AIチップ開発に向けて招聘する模様。2nmプロセスの確立を想定したプリケーション(半導体チップ視点での)への先駆という事らしい。
取らぬ狸の皮算用で終わる可能性もあるだろうが(何せ、今レッドオーシャン真っ盛りで遠からずして競争勝者/敗者で死屍累々(勝ってもビジネスとして成功するかの保証は何もない)となるのが歴史的に証明されている○○アクセラレータの世界で既にNVIDIAやAMDがGPUアーキでGPGPUベースのAIアクセラレータが業界標準となりつつある中での組込み用AIアクセラレータを志向するのは戦略的には正しく、既にRensasのDRP(旧NECの中の方々:努力が報われて良かったですね。今後も苦難の道が続くのかもしれませんが)やさまざまな各社各様のAIアクセラレータの沼の中で、はたして2nm(はっきり言って組込みAIとプロセス大して関係無いし、ファブレスでも問題無いし、というかほぼファブレス:Xですら:だし、2nmはRapidusの事情に過ぎないから)という会社の事情への賑やかしで終わるかどうか・・・そうであっても今までの内向的過ぎるナイーブな日本企業の半導体戦略(というかアドホック戦術:)に比べりゃ、税金が使われているだけあって(経産省のお役人へのアピールの為もあって:邪推です:)ニュースとしては宜しいのでしょう。
まあ、ミライはどうにでも変えられる(変わる)し、このアーキテクトさんも自分の仕事を終える(終わる)と別のプロジェクトに旅立つだけの仕事人だからまあ、そういう事なのだろう。お互い恨みっこ無しという事で(個人の勝手な憶測です:)。
どこの業界でもアーキテクトという所謂天才技術者は希少且つ引っ張りだこな存在であろうが、そのキャリアパスは紆余曲折に満ち、才能のみならず強靭な精神(意思)と強運に恵まれ且つ、時流という制御困難な因子らが組み合わさって現出する(のではと勝手に想像しています。アーキテクトって凡人とは別世界の人)のは人類にとっても幸運/凶運なのでしょう(多分|きっと|おそらく)。。。