日経ネタが続くが(すいません。一般紙はWebでも読まないので)今回は無資格業の一種と目されるサイエンスライタさんの記事、つまりは日経社員の記事ではない最近よく見られるメディア様のアウトソーシング系無責任記事の一種に勝手に分類する↓
www.nikkei.com 私は投稿や記事内容に疑問を感じる場合は投稿者や関連情報の履歴・プロファイルを検索する様にしている。これは情報の信頼度を見極める簡単だが手間の掛かる方法の一つ。
加藤 宏志
サイエンスエディター
ITや防災、環境、科学技術政策、宇宙開発などを担当。サイエンス関連コンテンツを10年にわたり編集、2021年から現職
なるお方らしい。2021年から現職との事だから新鋭サイエンス・ライターさんの様である。
日経に記事を定期投稿されている様で分野はさまざまだがこの投稿では参考文献、引用文献の記載は見られず、記事の情報源はランド研究所の投稿によるものらしい↓
www.rand.org 原典参照したい人は居るだろうし、論文執筆者のリンクを貼るくらいサイエンス・ライターさんに限らず常識なのではと思ったりもするのだが。
情報は揃ってきたのでこの記事の趣旨は
高い教育水準が認知症を抑える――。データから明るみに出たのは、20代までの学習期間や生涯を通して学ぶ意欲の大切さだ。
最新の研究は、認知症を防ぐには健康管理だけでは足りないと物語っている。数々の壁が進路を阻む社会や教育水準の低い国ではリスクが大きく、それを被る人々は見過ごされがちだ。社会の構造問題にもメスを入れる覚悟が必要になる。
というものらしい。この健康管理だけでは足りない事柄に高い教育水準と生涯学習が含まれる可能性があるとの主張(引用)と見られる。
高齢者に相当する分布の1サンプルとしては参考になる記事ではあるがこの手の研究は共産主義国家でも無い限りは大規模な継続調査は難しい(ひょっとしたら旧ソ連では本件に関する研究が進んでいたのでは(共産党指導部の認知症傾向と国家政策への影響とか:)とか妄想が膨らむがn=1(つまりは私)の乏しい人生経験から言える事は
人間暇になるとロクな事をしない(ならない)
と言っておこう(あくまで一個人の考えです:)。まあ、認知症なる贅沢病は日々蟻の如くコツコツ働いてる一般人にはあまり訪れない様だし生活に余裕のある(無職とは言いません:)高齢者の方に訪れる症状故、高学歴がどうかは知らぬが体に限らず頭も健康管理の対象とすべきとするのが一般論的結論とするのが是だろうか。
最後になるがサイエンス・ライターさんに限らずこの手の無資格業への評価を重視しないのが私の今現在の価値観でありましてその意味では
・メディア様、自称含めてジャーナリストさん
・○○評論家さん(○○には経済、政治、社会、人権、活動家、等々が含まれる)
・○○ライターさん(○○にはサイエンス、テクニカル、心理学ジャーナリスト、など含む)
は同一分類と見做される無資格業と決めつけている。換言すると
信用出来ない或いは情報の確認を要する無責任(信頼度の低い)人達
と見なしている。今回の新鋭サイエンス・ライターさんも基本的には外国なりの論文なり記事を引用してそれにライターさんの印象を最後にちょい付けして投稿完了という失礼ながら安直過ぎる内容にお見受けする(要はライターさんなりの分析なり思考がサイエンス的に記載されているとは言えないのでは?)ので絡んでみた。新鋭とお見受けするのでお仕事が続いていれば5年後、10年後の成長に期待したい(正直、あまり期待していません。プロフに職歴も経歴も書かない公職の人はいないのでは?)、かなぁ?
某科学朝日も衰退してしまった(中高生の頃は時々買っておりました:)しScientific AmericanやNature並のScience Writerさんが我が国に根付くのは何時なんでしょうか(個人的には70年代は高度経済成長の余波もあってか科学ブームだったような気がする:)。
まあ、朝日新聞を筆頭とする文系お馬鹿メディア様(科学技術に関心が無い・理解出来ない・重視しない意味でお馬鹿と称しています。その背景に文系も含まれるのかもしれない)が子宮頸がんワクチン廃止だの武漢肺炎のワクチン副反応を切り抜きで強調するだのと科学に基づかないお馬鹿扇動を繰り返すのが常態化している21世紀に科学の時代が訪れるのか
甚だ不安になるといつものメディア様批判で締める事にしよう(了)。