芋虫レベルで作業はしていたのですが最近のEagle to Kicadの板書をしたりした為か少しだけやる気電池が充電された様で例のm68030_v0の部品実装中です。
企画時から数えて16年、FusionPCB(Seeed)に基板発受領してからでも2年弱という冬眠型芋虫(私の事です)属性に変態してしまった私でありました:
部品実装中の状態ですが雰囲気(=やる気にも繋がる)出しの為に載せる予定の部品を仮実装してみました。未実装部品で右下の28PDIPはM48T08(RTC,ST)、真ん中の52PLCCはPSD834(FROM+SRAM+IO+PLD,ST)、右上の44PLCCは16550FN(UART,STかTI他)で取り敢えずリハビリも兼ねて半田セラピーしてみたといった処。
おまえいつまでリハビリ言ってるんだと言わるかもしれないけどsopのLS157(DRAMのMPX)のはんだ付けが壊滅的にド下手になっていたのに衝撃を受け、目を大切にとはんだ付けもリハビリいるわ〜と反芻する次第。
タイトルの半田セラピーなる方言は確かプロセッサ誌(今のソフトウェアデザイン)のコラムで見た言葉で気に入っているので21世紀でも使っています(こういうプロセッサ誌の肩のこらない紙面が技評らしくて好きだったのですが・・・残念)。
こちらは半田面。CPUのピンにハンダが着いていないのは半田を使い切ったからで正に実装中状態でありました。人目に晒すのが憚られるド下手はんだ付けでありました(本人も衝撃を受けておりまして(涙))。
ブロック図他は下記の自己引用参照:
約一年前の記事ですね(恥ずかし)。当たり前ですがここからが本番というかデバッグ開始な訳で来年になっても状況変わらずといった悪い予感も・・・といったネガティブ思考は止めよう(改心)。
半田セラピー、たまには良いものです(少なくとも私にとっては:)
20241216 01:54追記:はてなでPDFのアップロード(正確にはどこかのストレージ経由でリンクを貼る方法)する方法を知りましたので過去資料(2016年頃:)を示します。
https://drive.google.com/file/d/1BxBhH3DjrZnkGuTmwi3SFNeC9kylyVrJ/view?usp=sharing
当時から更新してないので実態と異なる箇所が多々有りますがご容赦。念の為ですが上記情報は個人的資料につき無保証でありそれに基づくいかなる損害・問題に関して当方(私)は一切責任を負えませんのでここに明記しておきます(まあ、こんなの参考にする人なんて居ないでしょうけど最近は物騒なので)。
・お礼:PDFアップロード方法については下記はてなBlogを参考にさせて頂きました。ここに御礼申し上げます。
20241229 17:37追記:0.8mmハンダ、リセットIC(PST518)、プラ足を追加。
左下のリセットSW(赤ボタンのタクトSW)に右のTO92風の物がAmazonで入手したミツミ(当時)のPST518というリセットIC(Vth=4.2V)です(今時入手可能とは・・・なのでMCP100で代替案はキャンセル)、
四隅の白いのが秋月のプラ足です。これがあるとPCB上の部品を痛める可能性が減る(かもしれない)。PSD834,16550は捜索中につき未実装。
こちらはL1(半田面)、4層基板なのでL1が半田面、L4が部品面。今度はいつもの30Wコテと0.8mmハンダでPGAパタンをはんだ付け(半田セラピー:)。
実はCPUは直付で我ながらアホな事をしている(きっと後で後悔するパタン)とは思うのですが68030PGAソケットは入手困難だし1ピンづつ並べてソケット作っても抜き差し超面倒だし、若松で2千円台で入手したCPUなので私の中の怠け者が勝利して直付してしまったのでした(多分、きっと、後悔するパタンだが目の前の悦楽に負ける自分でありました:)
DMTで電源GND抵抗測定したところSiMM有りで1.2Kオーム、SIMM無しで2KΩ程度だったので短絡はしていない筈。
とはいえ少なくともPSDを発掘しないと先に進めない(無論、PIC12F1501とXC95108の書き込みは出来ますが)のでMPLABXとISE14.7環境を開いて各構成要素をコツコツ構成する作業が待ってます・・・
20241230 20:32追記:発掘隊(=私)が16550,PSD854(共食い)を確保したので小出しですみませんが画像Upしておきます:
真ん中右のSTロゴのついたPLCC52のチップがPSD854(Flash+RAM+PLD+io)で、可愛そうだけど以後に示すtms9995_v0から拝借しました(所謂共食い)、16550はdigi-keyに注文したスティックが見つかったのでそこから実装。あと左下の40Mhz金属ケースのOSCが32MhzのEXO3に換装されているのは20MhzのCPUが行方不明でやむなく16Mhzにしたので都合システムクロックも32Mhに変更し、金属ケースの8PXtalOSCの32Mhzが見つからなかったのでピン非互換のEXO3をAmazonで入手し換装。なので改造が必要です。
L1(半田面)は同じなので省略。
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今回の発掘作業でhc11_v0(MC68HC11E1+PSD),TMS9995_v0(TMS9995+PSD+16550)を回収し、tms9995_v0からPSD854を借用し、上記のボードに搭載しました。なので遺影ではなくて16年前にEagle+Olimexで製作したボードの写真をば:
・hc11e_v0(MC68HC11E1+PSD854+C8051F330)
16年前に製作した物故か保存状態が悪い為かよく見ると金属コネクタ(USB-B)が錆びています。16年の時の流れを感じる・・・
本ボードはEagle+Olimexで最初に製作した基板なので相当慎重に入念に確認を繰り返した記憶があります。その甲斐あってか無改造で1回でbuffalo32が起動しました(ちょっと嬉しかった:)。
右上のC8051F330は当時シリラボから8051互換でCPI改善+25Mhzクロック(max)が流行してたのでPS2キーボード制御用にと思って搭載したのですが結局使用せず。左下の青いDIP-SWはSpecial BootStrapModeのモード選択用です。右下のDSub9Pinは当時(16年前ですので)はEIA574が一般的だったのでUSB-Serial経由でminicom等のターミナルに接続しておりました(以下同様)
こちらは半田面(L1)。Eagle+Olimexでは160×100mm、2層が最大で本機の如き小規模なボードは80×100mmが一般的でした。見ての通り無改造で動いてくれたので努力が報われた様な・・・なのでこれ以降狂った様に(言葉どおり)tms9995,8085,8032,8049,z80,cdp1802と主に8ビットマイコンのDIP(PLCC含む)な2層基板をOlimexに発注しまくるのでありました(なつかし)。半田付けも今の比べりゃマシに見える(自己評価です)ので老いを感じる今日この頃(特に目が・・・)。
・tms9995_v0(tms9995+PSD854+16550)
こちらはTIの初期の16bitマイコンであるTMS9995を使ったボードです。右のソケットに実装されていたPSD854をm68030_v0の為に拝借(共食いとも、ゴメンね)したので未実装になっています。
ジジババ世代の方はご承知かもしれませんがTMS9995はTMS9900の8bitバス版(i8088のようなイメージ)ですがTIらしく個性的なアーキテクチャで何とスタックポインタが存在せず、大昔のメインフレーム(IBM360互換機の如く)BL(Branch and Link)という命令が用意されていたスタック無しでサブルーチンコールを行うというミニコン的な(ああ、主観の問題ですよ)アーキテクチャに興味を惹かれたので2番めのEagle+Olimexボードで製作しました。
もっともこの様なアーキテクチャなのでMC6800で最初のマイコンを体験した世代の私にはプログラムが難し過ぎてシリアルポートにテストパタン表示が精一杯で終わってしまいました、が今はUMONが入手可能なので再挑戦するのも由かなと思っています(どこかに眠っているPSDチップを回収出来たら・・・の話しですが)。
L1(半田面)ですがジャンパが飛んでおります:)まあ、それでも手配線に比べりゃ圧倒的に楽にセットを組めるので上記の如く狂ったように(言葉どおり)基板作りまくった記憶が。
猫型人間故、作業にもムラが多いのでありました:)