ブルームバーグの記事より。
サブプライムローンが2007年だから18年経てば頭が良いと思っている金融工学はそれを応用したカモを(今回は住宅ローンから自動車ローンへ)釣るという構図。
次は教育ローン(ああ、これは既定か、徳政令に失敗しているし)か、〇〇ローンでCDSは程度の差こそあれ使用しているからそれだけの事なのかもしれない。
米国人って(ステレオタイプな描写ですみません)消費主体の文化(露骨に言えば貯蓄より消費の国民性)だから何度でも繰り返すのだろう(国民性でしょうから、カードローンを気にする人としない人の差とは申しませんが:)
米国ではここ数年、経済的に最も困窮している層が自動車ローンやその他の借入金の返済で延滞を重ねてきた。それでも米国経済は、こうした動きに左右されることなく成長を維持してきた。
しかし今週、現実を突きつけられる事態が起きた。
中古車販売およびサブプライム(信用力の低い個人向け)自動車ローンを事業の柱とするトライカラー・ホールディングスが、連邦破産法第7条に基づく会社清算を申請したのだ。大手金融機関に飛び火する恐れがあるほか、事情に詳しい関係者によると、連邦検察当局は詐欺疑惑の捜査を開始した。
関連記事:自動車版サブプライム破綻、ウォール街に衝撃拡大-証券化市場に火種
不法移民向けのローンが多いなど、今回の件には同社固有の要因もある。ただ、景気減速のなかで低所得層の借り手にとどまらず、比較的裕福な層にまで苦境が広がりつつある状況も映し出している。
「懸念されるのは、景気悪化に伴い同様の事例がさらに表面化するかどうかだ」。こう語るのは、コロンビア大学のビジネススクールとロースクールの共同研究機関で上級研究員を務めるトッド・ベイカー氏だ。「これは炭鉱のカナリアなのではないかという懸念がある」と述べた。
信用スコアが620未満のサブプライム自動車ローン利用者は、数十年ぶりの厳しい状況にある。フィッチ・レーティングスによると、サブプライムローンの借り手で返済が60日以上遅れている割合は今年1月に6.56%に達し、1994年の統計開始以来の最高を記録した。その後も延滞率はおおむね同水準で推移している。
自動車調査会社エドマンズのインサイト部門ディレクター、アイバン・ドゥルーリー氏はこうした状況を「危険信号」だと指摘する。「自動車ローンの支払いを見送らざるを得ないというのは、事態が相当に悪化している証拠だ。多くの人にとって車は通勤手段であり、生計を立てるための道具でもあるのだから」と語った。
関連記事:新車ローンに「胃が痛い」、7年の支払い地獄脱した米消費者語る
ニューヨーク連銀によると、米国の家計債務のうち延滞90日以上の「深刻な延滞」の比率は現在、2020年初頭以来の高水準に達している。その中には、今年急増している学生ローンの延滞も含まれる。
苦境は低所得層や信用スコアの低い借り手にとどまらない。比較的裕福な層にも返済難は広がっている。信用スコア会社バンテージスコアによると、年収15万ドル(約2200万円)以上の層でも、クレジットカードや自動車ローンの延滞が過去2年間で約2割増えた。
関連記事:米高所得者層のクレジットカード・債務延滞が増加-経済の脆弱さ示唆
ノンバンク介した融資
ウォール街からみれば、家計債務の増加は追い風だ。新たな与信枠の設定を促し、融資を資産担保証券に再組成して販売する流れが続いている。
米大手銀行は、サブプライム自動車ローンや家計債務の一部では融資を絞り込んでいる。それでもトライカラーを含むノンバンク系の貸し手に対しては多額の与信を供与し、空白を埋める役割を担わせてきた。規制の厳しい大手金融機関にとって、サブプライム層への直接融資はリスクが大きすぎるとみなされる一方、ノンバンクを介した融資であれば一定の距離を置けるとの考えが働いている。
引用終わり。
自動車ローン⇒低信用格付⇒ノンバンクに振る⇒それでも返済遅延(今ココ)⇒〇〇
多重債務者の典型的なパタンと同じ様に見える。上記には学生ローンの延滞も記載されている様だから景気悪化の影響という見方は妥当に思える。
炭鉱のカナリアは死ぬのかそれとも・・・
20250914 10:37追記:こちらはブルームバーグの記事だが言葉が強いというか解りやすいが、炭鉱のカナリアはカラス並にしぶといかもしれないし陽炎の如くはかないのかもしれない(まだわからない)。
テキサス州のサブプライム(信用力の低い個人向け)自動車ローン会社が突然破綻し、その衝撃は地元の自動車ディーラーから、JPモルガン・チェースやブラックロックといったウォール街の大手金融機関を巻き込むまでに広がった。数百億ドル規模に成長した自動車ローン証券化市場で、痛みが本格化し始めているとの懸念が生じている。
トライカラー・ホールディングスに不正の疑いがかけられているとの報道が出たのは9日夜。同社はその数時間後に連邦破産法第7条による清算手続きを申請した。金利の急上昇と雇用市場の軟化という向かい風が吹く高リスク融資ビジネスにとって、著しい痛みを伴う打撃となった。事情に詳しい関係者によると、連邦検察当局は詐欺疑惑の捜査を開始した。
関連記事:米連邦地検、サブプライム自動車ローン会社の不正疑惑を調査-関係者
何年にもわたり、投資家はサブプライム自動車ローン市場に多額を投資してきた。ウォール街の金融商品では享受できない高金利が資金を引き寄せ、その規模は約800億ドル(約11兆7700億円)にまで膨れ上がった。しかし2000年代のサブプライム住宅ブームに見られた熱狂に似て、この飽くことのない投資需要も甘い貸し出し基準や必要なセーフガードの欠如につながったと、一部で批判の声が上がっている。
炭鉱のカナリア
アクソニック・キャピタルのリサーチディレクター、ピーター・チェッキーニ氏は「トライカラーの破産は孤立した出来事のように見えるかもしれないが、サブプライム自動車融資という炭鉱のカナリアではないかという疑問は無視できないだろう」と述べた。
引用おわり。
やはり金融工学とかいう仮面を被った輩がリーマンからDBに流れ同じ手口を繰り返す(そりゃ手を汚さずに大金を得るのだから止められませんわな)のが18年経過し、
まあ、鶏頭でなくても10年一昔だから当時小学生だった子供も今や立派なカモ・・・じゃなくてご融資先様:)であるからノンバンク特有のお手盛り与信で歴史は繰り返すのだろう、双方の利害関係が一致し、インフレ社会で返済出来なくなる迄は(今ココ)
米国はインフレかもっと激しいインフレでも雇用統計が堅調であった内は良かったのだが、何処かの国のオレンジ大統領さんがチャラにしてしまったので雇用統計責任者首にして御用シンクタンクで統計論文ゼロの茶坊主さんを駆使しても雇用統計更に悪化と・・・意外と脆い(金脈がノンバンクに大手が大量融資している場合・・・2007年と同様のスキームが破綻するならば)のかもしれないし、案外粘り強いのかもしれない(プラス要因に乏しい印象が無くもないが・・・関税馬鹿、関税馬鹿、関税馬鹿:)