aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

CHIPS法

 ブルームバーグの記事より。

 CHIPS法は継続になる見込み。以上:)

www.bloomberg.co.jp

以下引用:

トランプ米大統領が2022年に成立した国内半導体業界支援法(CHIPS法)の廃止を求めたことを巡り、立法化で中心的な役割を果たした有力議員らはトランプ氏の要求を拒否する考えを示した。

  同法の交渉に携わった民主党上院トップのシューマー院内総務は5日、トランプ氏の取り組みは失敗に終わると予想。「米国がテクノロジー人工知能(AI)分野で世界の覇権を握るとともに、賃金の高い製造業の雇用を米国に呼び戻すためには、CHIPS法が不可欠だ」とインタビューで語った。

  また同法の推進派である共和党のトッド・ヤング上院議員は、トランプ氏の発言に驚きを示し、政権は同プログラムを継続するとの見方を示した。

  同法は「現代における最大級の成功例」と指摘。トランプ政権の閣僚候補者からは人事への支持を確約する前の段階で、同法を確実に実行するとの確約を得ていたと述べた。

  トランプ氏は4日夜、上下両院合同会議での演説で、CHIPS法に基づき、米国内で半導体を製造する企業に総額520億ドル(約7兆8000億円)の支援を行うプログラムの廃止を主張。

  同プログラムから今後、半導体メーカーに補助金を供与するつもりはないと述べ、ジョンソン下院議長に対して同法を廃止し、「債務削減やあなた方が望む他の使途」に残った予算を充てるよう促した。

関連記事:トランプ氏、半導体業界支援法の廃止を訴え-補助金は今後供与せず

  共和党は上下両院の主導権を握る。だが、下院における議席数のリードはわずかで、上院ではフィリバスター(議事妨害)が予想されるため、廃止は困難とみられている。また同法によって投資の恩恵を受けるのは共和党の牙城であるオハイオ州テキサス州、シューマー氏の地元ニューヨーク州などだ。

引用おわり。ごもっともな指摘でありIntelの行き詰まり等の個別要因もあろうが過去の歴史からして必要とされる法であろう(安全保障上も国家戦略上も)。

 もうバレバレではあるが減税(バラマキ)の為の予算確保に形振り構わずといった処であろうか・・・

 その予算の工面の為に蠢いている謎の組織(どこでしょうね?)の予算削減の為には議会の承認が必要であるとのごもっともな指摘。ブルームバーグの記事より:

www.bloomberg.co.jp

引用:

米与党共和党上院議員らは5日、米政府の新組織「政府効率化省(DOGE)」の運営を任されたイーロン・マスク氏に対し、物議を醸す一連の支出削減には議会の承認が必要であり、それがなければ司法判断で覆されるリスクがあると警告した。

  マスク氏は5日、共和党上院議員らと非公開で会談し、DOGEが推進する連邦政府全体のコスト削減を党が承認する道筋を話し合った。

  連邦政府職員の広範な削減に矢継ぎ早に動いたDOGEは、議員らの選挙区や各州で反発を買い、議会がその対応に動く中で、今回の協議が行われた。

  共和党議員らは、議会承認なしに政府予算を削減するだけでは、連邦最高裁で無効と判断される危険があるとマスク氏に伝えた。連邦最高裁は5日、米国際開発局(USAID)の対外援助プログラムについて、資金凍結の継続を求めるトランプ政権の上訴を退けた

 政治のど素人(誰でしょうね?)に議会制民主主義制度を説く共和党上院銀さんはさぞ頭痛がするだろうな(呆れ果てて:)・・・

 これも民主主義。

 こちらは日経の記事だが署名記事で朝日新聞ばりの内容だが引用します:

www.nikkei.com

 プーチン化、にこの記者さんには見えるらしい(否定はしないけど)。米国でも、「も」は何処に対する「も」かと言えば・・・

 上記ブルームバーグの記事を参照するに米国の議会制民主主義と三権分立(今回は特に司法)は今の処機能している様に見えるのだが。