aki_iic’s blog

己の欲せざる処人に施す事無かれ、狂人の真似するは即ち狂人なり

演算能力の正しい使い方

 パソコン業界で20年前といえばWindows2k/XPの時代でプロセサはPentium4からCore1の時代でApplePowerPC G4でiPhoneは未登場な頃だろうか。

 その時代にJSFは登場し、アビオニクスも当時のプロセサ(Powerですかね?)で構成され、マイナアップデートを繰り返してきた様だが、今度のアップデートは色々規模が大きいらしい。いつもの専門家さんの翻訳記事より引用↓

aviation-space-business.blogspot.com

毎回、孫引きでは申し訳ないので最後のリンク先を機械翻訳してみる:

www.sandboxx.us

 ワタシ的に感心がある部分を引用するに(アビオニクス系というか:)

f-35のアップグレード

F-35 がブロック 4 アップグレードの影響を完全に受ける前に、コア コンピューティング機能の大幅な改良が必要でした。今日、F-35 は技術的に最も進んだ戦闘機であり続けているが、コンピューティングの観点からすると、F-35 の搭載システムは 20 年以上前のものもあり、2023 年には最先端からはほど遠い。 .

しかし、Technology Refresh-3 の取り組みは、今後の大規模なアップグレードの基礎を築くものと見なされる可能性がありますが、実際には、この取り組みだけで戦闘機の能力セットが劇的に向上します。

ある意味では、TR-3 の取り組みは、搭載されているほぼすべてのシステムの機能を改善するだけでなく、新しいシステム アーキテクチャとともに、戦闘機に計算能力とメモリ ストレージを大幅に向上させる脳移植と見なすことができます、しかし、これは、将来のさらなる改善を統合するプロセスを合理化するために特別に設計されました.

 機械翻訳の無粋さはご容赦だが、ポイントは

・システム信頼性改善

・75%コスト削減

・25倍以上の演算性能向上

・オープンシステムアーキテクチャ

 なのだろう。基準が分からないから○○倍の性能向上、コストダウンとは当事者基準で、自称納税者の味方GAO様によると全く違う見方をするかもしれぬが、技術論である25倍以上の演算性能、オープンアーキテクチャは米空軍としてはアピールしたいのだろう(か|ね)。この25倍というのが20年前のそれとの比較であれば、無難或いは少なすぎる程度の向上ではあるがそれでも

これからの戦闘機は機体性能は従属的でセンサ/ネットワーク/アビオニクスの能力と武装の連携が航空優勢を左右する

 という技術思想を具現化したF-35とそれ以前のF-22との明暗を示しているのかもしれない(まあ、ど素人の勝手な想像に過ぎませんが:)。尚、ここで言うオープンシステムとはCOTSというよりはMil specガチガチのコンピュータとは一部異なる開発手法を用いていると理解した。いづれにせよ上記要素は相互関係があり、オープンアーキで性能向上とコストダウンを実現し、信頼性向上はシステムバランスなり構成ユニットの機能・実装の見直し(再開発含む)、等々なのだろうか(分かりません:)。

 航空機アビオニクスは組み込みシステムの一例だろうけど、無為に能力を浪費するパソコンと異なり、25倍の性能を組み込みシステムに施す(それもアップグレードで)とそりゃ画期的な性能向上(少なくともアビオ的には)するのは当然なのだろう。

 無論、この構成要素には特定用途プロセサとFPGA等の再構成可能論理素子を用いたモジュール構成技術が投入されているのだろう(数量が少ない産業・軍事用途は適切価格で購入してくれるFPGAベンダにとって良いお客様だが、ライフサイクルが数十年に及ぶのでユーザと相談して適切な対応も必要。駄目なら大量ストック:)。

 我が国で変態大英帝国と裏切りのパスタ野郎と共同開発するらしい次期戦闘機のアビオニクスはこれらクンクン技術にどう対抗するのであろうか。BAEシステムズF-35プログラムに深く関与してるのでその技術転用に期待、とか?