Code:BlocksというのはOSSのIDEで言うなればEclipseのようなものでQtで開発されているIDEらしい。IDEなので開発する言語処理系は別途導入が必要でサポートされているのは主にC/C++のgccと一部のOSSの組込チップ用のクロスコンパイラの模様(トップメニューにサポート対象が表示される)。今回は無難にgccとgdbをコンパイラとデバッガで指定して試してみた↓
強烈な今更感が漂うがOSSなんてそういうもので地味に開発・サポートを続けて頂いているだけでもとても有難い。eclipseはTIのCCSやLatticeのMicosysでよく使っていたがCode::Blocksは何年か前にインストールしたものの使い方がいまいち解らなかったので放置していたが今回発作的に触ってみたくなって最新版のマニュアルを読み始めている。OSSにしては(OSSだから?)ドキュメントの質と厚みはユーザにとって大切な要素でメニューの日本語化も存在するようなので機会があれば触ってみたいところではある。最近はVScodeにターゲットのプラグインを導入してクロス開発を行うのが流行りらしいがどうもMS処理系の鈍重さに辟易している側としてはどうしてもそれしか無い場合を除いてPlatformIOを使う気がしないのが本音ではある。もっとも大半のメーカの開発ツールが制限付の無償版を提供している現実があるのでハードウェアが絡む処理系ではメーカ提供ツールを使うのが無難且つ現実界ではあるのだが。