年末年始武漢肺炎支那コロナウィルスの影響で帰省もせず暇でダラダラ過ごしているので昨日読んだKindle本の書評を書いてみる。
所謂意識高い系の自己啓発(笑)本の類で集中力を高めましょう系に分類されるこれまた良く有る本です。内容は無難というか公知文献の引用で著者の見識というよりは経験則にそれに権威付けする為に著名な文献を引用するという良く有るパタン。脳科学に基づくメカニズムとか著者が専攻したとされる行動心理学に基づく記載はあまり見られずそもそも心理学って理工学部出身者からすると科学かどうかも疑わしい(失礼)「あいまい学問」と理解している(せいぜいデータ検証の為の統計学ぐらいか)ので元々期待はしていなかったのでそれはそれで由として個人的に気になったのは「心理学ジャーナリスト」なる著者の肩書で最近はそういう職業があるんだ〜とか思ってしまったのは無知なオジサンの不勉強故だろうか。
昨今著しいメディア様(新聞、テレビ問わず)のリストカット攻撃に圧倒されて私の中ではジャーナリスト株大暴落中でまだ底が見えていない状況でありまして元々言ったもん勝ちといわれる○○ジャーナリスト(防衛ジャーナリストとか経済ジャーナリストとか科学ジャーナリストとか、等々)なる肩書は○○評論家と同程度の価値しか無いのに昨今のジャーナリスト効果(マイナスベクトルの)で個人的にはどうかな〜と感じた次第。別段公的資格でも無かろうしそもそも「ジャーナリスト」なる職業に資格いらないから誰でも(私でも)名乗れるのだろうけど。こういう薄っぺらい(失礼)「肩書」の方々が跋扈していると(そうでなくても日本学術会議のごく一部の活動家ジジババの如くご立派な経歴と学位をお持ちの方ですら)それこそ「社会がおかしな方向に向かっている〜」とかならねば良いのだが。まあ○○ジャーナリスト・評論家程度であれば小銭稼ぎのアブラムシ(アブラムシに失礼か)のようなものだろうから目くじら立てるのは「不寛容な人達」に分類されてしまうのかもしれない。
少し無い知恵を絞って鑑みるに心理学×ジャーナリストの合成語と考えると心理学なる「科学分野」に大衆報道すべき事柄が存在してそれについての情報提供や見識で小銭を稼ぐ人達とオレ的定義をするならば著者は集中力を高める「メソッド」を心理学領域に存在する分野と想定している事になる。暗黙的に読者(私もそう)はそう理解して小銭(4桁だけど)を投資する訳だ。一応理系なので科学分野を語る書籍ならば数理的、せめてエビデンスが欲しい処だがそれは引用で済ませる。つまり文系学者さんと同様でご自信で研究などなされず引用で済ませるのが「心理学・メンタ○○○」×「ジャーナ・リスト」と自称する方々なのだろうと認識した。立派な書庫をお持ちなのもステータスなのだろうな(電子書籍の時代だけど)。
文句があるなら読むなと著者さんは言いたいだろうけどね(私もそう思います)。